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玄関に仲良く並ぶ靴。上から見ると、大きさがよく分かります。実はこれ、長男と私の靴。長男の靴は昨日買ったばかりの新品です。26.5センチ。主人が亡くなってからは紳士靴を見る機会もなかったのですが、この前たまたま紳士靴コーナーを通りかかると現品限りの半額セールをしていました。長男が会社に履いていってる革靴。実は靴の底に小さな穴が開いているんです。 表面の黒い皮も剥がれて、下からは白っぽい革が見えて、本と見るに耐えない状態なんです。何年か前、大学でスーツを着る機会があり、長男が自分のお小遣いを奮発して買った革靴です。どんなに惨めな姿になろうとも、長男にとっては大切な靴なのです。でももう限界。2週間ほど前、仕方なく主人の履いていた古い革靴を引っ張り出してきて、履かせていたのですが、その革靴も底がめくれてしまいました。そう言えばこれ、一度修理に出して底を張り替えてもらったんだったわ。とても年季の入った靴。そろそろ買い替えどき。お店の人に了解を得てお写真を撮らせてもらい、家に帰ってから長男に打診。3足撮った写真の中から長男が選んだのは、私も気に入って一押ししていた一番無難な形の靴でした。近頃の紳士靴は、先の長い 「ロングノーズ」と言う形が流行っているそうです。でも上から見ると実にバランスが悪く、何だか足だけ大きくて不自然に見えるのです。やはり昔ながらの無難な形が一番です。