カテゴリ:食の安全
Living style 暮らしの中の先生たち
暮らしにまつわる様々な分野から、その分野を代表する人物を迎える『Living Style』 暮らしの中の“先生たち”は、どんな提案をしてくれるのでしょうか 毎日をココロ豊かに暮らすためのヒントをご紹介という内容のもの。司会は椎名由紀 そのときのゲストは郡司和夫氏 フリー・ジャーナリスト。1949年東京生まれ。法政大学卒業後、出版社編集部長を経て、1980年よりフリー・ジャーナリストに。食品汚染・環境問題を中心に執筆活動や各地での講演会を行い、有害食品の追放をライフワークとする。主な著書は『食品のカラクリ』『続々怖い食品1000種』『赤ちゃんが危ない』など。 の話の続き その3 ペットボトルのお茶・おにぎり・食肉製品など、食品のカラクリは? 三笠書房から「これを食べてはいけない」という本が出版されたがそれを踏まえて、司会の椎名由紀が家で作ったポトフの中のベーコンの原材料名から、使用されている食品添加物の実際を分析。 加熱食肉製品 ベーコン ブロックのもの 豚ばら肉 水あめ 食塩 乳蛋白 大豆蛋白 卵蛋白 リン酸塩(ナトリウム) 調味料(アミノ酸) 酸化防止剤(ビタミンC) 発色剤(亜硝酸ナトリウム) コチニール色素 大豆蛋白とは大豆から油を搾った残りかす これは増量効果のため これは豚の餌と同じ。 リン酸塩は 食品添加物で保存効果や増量効果 アミノ酸は 化学調味料 味の素など 酸化防止剤(ビタミンC)は 食品の場合は全部合成ビタミンCで天然のビタミンCはとても高くて使えない。アスコルビン酸といってブドウ糖から還元して作ったもの。ペットボトル入りのお茶などにビタミンC入りと表示してあるものと同じもの。表示はどちらでもいいことになっているが、アスコルビン酸と表示しているところはあまりない。 ちなみにペットボトルのお茶と家庭で急須で入れるお茶とは別物であるということは取材によってメーカーの人からもはっきり言われた。急須で入れるお茶には濁りなどの沈殿物があるが、実はここに有効成分のタンニンとか癌の抑制成分といわれるようなものが凝縮している。あれを一緒に飲むことによって健康にいいとされているが、濁りになるのですべてろ過して、改めて緑茶抽出物なるものを加え、酸化防止剤 アスコルビン酸を添加している。 発色剤 亜硝酸ナトリウム これは加工肉では色々な種類の肉が入っている場合が多い。あるいは豚だけでも一頭の豚ではないので、夏場で発情して水分の多い蒸れ肉といってあまり質のよろしくないものなどすべて一緒にしてベーコンなりを作るとバラツキが出る。発色剤は若干の血液 赤血球 ヘモグロビンがあるとすごくきれいなピンク色に反応する。だからどんな粗悪な肉でも若干血液さえ残っていれば、一律にきれいな色になるという、業界では魔法のといわれている。 コチニール色素 これは虫から作った既存添加物の色素 発がん性があるという指摘もあるが使用中止にはなっていない。 ポトフの話はこれまで。 眠くなってきたのでまた明日! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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