りっか!

2010/02/23(火)11:57

ミラーレスはデジいちの『約束の地』なのか?

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朝一で発作が出てしまい今日は会社をお休みしている桜上水です。 どうも昨夜から体調悪いと思っていたらこれですよ、体調悪いと発作が起き易いのは前々から判っていたのですがいきなり来たり、かなり体調悪いという自覚があっても来なかったりしますから判断が難しいです、と言うか判断は不可能です、諦めるしかないですねー。 PMAネタ第二弾。 SONYからこんな新製品が出るようです。 SONY初のミラーレス一眼。撮影素子はM3/4よりも大きいAPS-Cを採用、エンブレムが示すとおりαシリーズですがレンズは従来のαマウントとの互換を持たない新マウント採用(従来のαマウントレンズとの互換性を保つため専用マウントアダプターが出るかどうかも不明)。また、M3/4のひとつの”ウリ”だったマウントアダプター遊びもフランジバックが公表されていないため不明。要するに『出すぞ』というだけでまだ何も決まっていないということです。 (α-HIGHMATICとかいう名称だったらヤダなぁ^^;) もしこのαがもしマウントアダプター遊びも出来るフランジバックを持っているならPanasonic、OLYMPUS両陣営にとって脅威となるでしょう。画素の大きさは完全に負けています。 しかしミラーレス一眼マーケットが既にPanasonicとOLYMPUS製品で飽和している今、ここに割り込むにはかなりの強力なセールスポイントが必要になってきます。つまり”画素サイズがAPS-C”だけでは非常に弱いのです。スペック的にまだまだ未開の部分が多すぎるのではっきりしたことは言えませんが”脅威にはなるがマーケットを席巻するほどの力は持っていない”と思います。なんたってミラーレス一眼マーケットを支えている大多数のユーザーにとって画素の大きさの違いは大したセールスポイントにならないからです。 さて、話を少しずらして、 発売当初完全なニッチマーケットであった”ミラーレス一眼”というカテゴリーが何故ここまで繁栄することが出来たか? 桜上水はそれを 『今までの一眼よりも薄くて小さくて持ち運びやすくてスタイリッシュだからコンデジ卒業組から違和感なく受け入れられた』 と見ています。現実、現在のデジタル一眼は総じて大きく重くしかも『太い』のです。フィルム時代の一眼レフと比べるのはナンセンスかもしれませんがE-410、E-420がポテンヒットを飛ばしたのもすべてこの『太さ』に原因があるんじゃないかと桜上水は見ています。 当然コンデジ卒業組には今のデジタル一眼レフは大げさに見えるでしょう。車で例えるなら 『軽自動車を卒業して普通車に乗り換えようとしたが小型で小回りの効くコンパクトカーが見当たらない』状態だったのです。そこへPanasonicとOLYMPUSが”デジタル一眼のコンパクトカー”に当たる機種を導入してきたというわけですからヒットしない理由がないのです。 ”持ち運びやすい”というのもヒットした一因でしょう。マウントが小さいということは自然レンズも小さくなりますから『交換レンズを何本も持っていても重くなく嵩張らない』ということです。まぁコンデジ卒業組みはほとんどの場合交換レンズは使わないと思いますが^^; しかしこのまま”ミラーレス一眼”の隆盛は続くのかと問われれば桜上水は『NO』と答えます。 現在のミラーレス一眼は”デジタル一眼入門機”の側面がどうしても抜けていません。例えるなら日産マーチの上にパルサーやシルビア、スカイライン、フェアレディZがあるようにミラーレス一眼には次に”デジタル一眼レフ”があるからです。手軽にスナップショットを楽しみたいのならKISS-X、K-X、E-620、そこそこカメラ好きとしての見栄を張りたいのなら50D、スポーツ的にがんがん撮りたいのなら1D、K-7、E-3などにステップアップしてくることでしょう。ただ、マーチをカリカリにチューンして走りを楽しみたい人がいるように”マウントアダプター遊び”に耽る人も今後なくなることはないでしょう。 つまり桜上水はミラーレス一眼の今後を『マーケットとして縮小することはないがこれ以上の隆盛も望めないんじゃないか?』と見ております。マーケットは既に飽和している状態なのです。 ここへ来てOLYMPUSは『今後すべての一眼をミラーレスにする』とアナウンスしているようです。 OLYMPUSとしては”ミラーレスで取り込んだユーザーを逃したくない”気持ちなんでしょう。もしミラーレス一眼のレンズ資産をそのまま生かせる堅牢で耐久性に富んだ本格的なミラーレス一眼(どうも書いてて”?”となるなぁ^^;)を投入してくるのならマーケットの勢力図も少しは変わってくるでしょう。 最近M3/4以外はあまりぱっとしないOLYMPUS、この判断が吉と出るか凶と出るか期待せずにはいられません。 たぶん『OM』の名を冠したミラーレス一眼が出てくるんじゃないかと思いますが、あの名設計者米谷さんの頭文字を戴く『OM』の名を使う限りはグソー(あの世)にいる米谷さんに誇れるような機種を作ることがOLYMPUSの使命だと思います。

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