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2011/06/30
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カテゴリ:写真機・レンズ
先日PENTAX Qのエントリーのときやたら”AUTO110”を書いたら『AUTO110ってなんだ?』という問い合わせが殺到しましたので図解を。

PENTAX AUTO110(ペンタックス オートワンテン)というのは今から30年ほど昔にPENTAXが販売していたレンズ交換式一眼レフカメラです。


(前が限定カラーの”マロン”このころからPENTAXは限定カラーが好きでした


”ワンテン”とは110フィルムを使用していたことに由来します。
じゃあ110フィルムって何かというと・・・あのKodakが規格したカートリッジフィルムのことなのです。

現在ではあまりピンと来ないかもしれませんがフィルムというのは撮影途中で取り出せば当然露光してそれまで撮影してきた画像はまるっきり使い物にならなくなります。今ほど機械精度が向上していなかった時代ですから135やブローニーフィルムを使う場合この”露光の恐怖”は常に付き纏っていました。
そこでフィルム会社の雄Kodakは何らかの原因で裏蓋が開いたとしても”そのコマだけは無駄になるけど撮影前のフィルムも撮影後のフィルムもダメにしない”カートリッジ式のフィルムにご執心でした。ラピッドシステムや127インスタマチックなどの延長線上にあるのが110カートリッジフィルムでした。片パーフォレーション16mm幅で13×17mmのイメージサークルを持つこのフィルムはかなりお手軽だったこともあって急速に普及したのです。


(画像はウィキペディアより。いかにフィルムが小さいかわかるでしょ?)


さて、イメージサークルが小さければ当然カメラも小型化できるということになります。しかし当時の技術では距離目測でレンズ固定のカメラが精一杯でした。そこへ彗星のように現れたのがオート110なのです。

オート110の特徴は110フィルム初にして唯一のレンズ交換式一眼レフであったことでしょう。
交換レンズの開放値をF2.8で統一し、ビハインドシャッター(いわゆるギロチンシャッター)で速度と絞値を適正にするコンセプトは当時としても画期的でした。しかもこの小ささにもかかわらず専用ストロボと専用モータードライブが用意されてたんですから当時の好事家を唸らすのに充分の性能を持っていました。桜上水の記憶ですと当時としてもかなり高めのプライスだったんですが、まるで飛ぶように売れていたと記憶しています。桜上水も一度先輩から借りて使ったことがあるのですがとにかくハンドリングは今のコンデジ以上です。ぱっとフィルムを巻いてぱっとファインダーを覗いてぱっとシャッターを切る、この動作がポケットから出してわずか3秒ほどで出来てしまうのですから現在のコンデジでも歯が立たないでしょう。

その後オート110は露出補正とセルフタイマーを付けた110スーパーとなりましたがもともと110フィルムの持つ画質の限界(伸ばしても六切りが精一杯)とコンパクトカメラの性能向上によりあっという間に姿を消してしまいました。
5年位前まではフジからフィルムが売られていたのですがその後はトンと見かけず、ここ数年カメラ市などでその姿が見られるようになりました。

えーっと、つまり・・・
PENTAX Qシリーズにはこういうカメラになって欲しいということなのですよ!
(力いっぱい主張)
どうせ小さい1/2.3インチの画素使うわけですから、せっかくレンズシャッターにしたんですから、こういう割り切ったカメラにして欲しかった!

聞いてますかPENTAXさん!!

オート110は時代に咲いた仇花かもしれませんが、割り切ったコンセプトは清貧の清清しささえ感じさせます。今PENTAXに求められているのはこういった割りきりじゃないでしょうか? 売れるか売れないかは別として(ぉ






Last updated  2011/06/30 08:50:30 PM
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