シングル母のアメリカ暮らし

2004/05/15(土)12:44

金曜日の憂鬱

離婚生活(30)

金曜日の夜はひとりぼっちだ。 時々友達と遊びにいったり、ご飯を食べたりするが、基本的にはひとりで家にいることが多い。元夫にしてみれば唯一子供たちと過ごせる夜なのだから(とはいってもけっこうウロチョロしてるから、実際はもっと会ってるんだけどね)、文句を言うつもりはない。それに土曜日になるとすがすがしい気分で朝を迎えたりするので、この金曜の夜だけやり過ごせればよいのだ。 家が散らかっている。 洗濯物がたまっている。 請求書の山が私を苛んでいる。 キッチンの流しにも洗ってない食器がある。 やることは山積みだ。 なのに何にもやる気がしない。 ご飯も食べずにこんなこと(日記)をしている。金曜の夜はすべてが億劫になるのだ。 アメリカの離婚組でこういう思いをしたことのない方はそうそういないだろう。子供たちは双方の親と過ごすように基本的には義務づけられているようなものだ。平日だけではなく、ホリディや誕生日、家族がらみのイベント、国際離婚というのは永遠に終わらないような気がする。 私はもともと一人でいるのが好きだった。 独身時代は、人と騒ぐのも好きではあったが、一人でいる時間というのをこよなく愛していた。一人でふらりと旅行へ行くのも好きだったし、一人で映画を見るのも好きだった。 結婚して子供ができて、一人になる時間がなくなり、イライラしたこともないではなかったけど、子育てや家事に追われてあまりそんなことを考えたこともなく、いつのまにか子供がまとわりつく生活が当たり前になっていた。 そして離婚し、その現実を今はひしひしとかみしめている。 実際にはもう別居してから1年半も経っているのだから、慣れても良さそうだが、この金曜夜の孤独感というものには何故かなかなか慣れないのだ。 離婚友達の中には、離婚直後からデートを始めている人も少なくない。私は相手もいないし、第一もうそういうことには関わりたくない気持ちでいっぱいである。本当に出家したような気分なのだ。先日出会いサイトを人にすすめられたが、どうしてそういうものに手を出す気になれようか。 今はこの孤独感をそのまま受け入れて、何かで気を紛らわすことはしない方がいいような気がする。もう少ししたら引っ越すつもりだし、心機一転気分も変わるかもしれない。早く「金曜夜が待ち遠しいわー」という気分になってみたいものである。 本日の夕食:コーンチップスとサルサ、残り物のチャプチェ

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