シングル母のアメリカ暮らし

2004/12/17(金)20:50

鵜飼いの鵜

自分で言うのも何だが私は結構働き者だ。 ここ2-3ヶ月の私は馬車馬のように働いている。 どーんなに小さな、涙の出るほど乏しい収入の仕事だって、 子供を抱えたシングルマザーに選択の余地はない。 たとえ10セントのためにだって働くのだ。 その割にどんぶり勘定の私は請求書を出し忘れたり、 うっかり調子に乗って値引きしてしまったり、 相手がこれだけ出すと言っているのに 「え、そんなにたくさんいらないですよ」 なんてバカなことを言ってしまったりするので、 一緒に仕事をする友人に怒られたりしている。 そこで一大決心をしてみた。 社長になるのだ。 来年からは今の2本立てビジネスをそのまま生かせるように 会社を興そうと思っている。 とはいっても、なんのことはない。 名前を考え、ビジネスライセンス(簡単)をとり、 銀行にビジネス口座を開き、会計を別にする。 そして取りあえず今やっている仕事をするだけだ。 社長になるのって簡単ね。ふふふ いやいや、これはお遊びではない。 何故こんな事を決意したかと言うと、 あまりにも私の請求管理が甘いからだ。 会社なのだと思えば、「え、そんなにいらないですよ」 などという考えは出て来ないのではないかと思う。 社長になったらもっと責任感と言うものがでてくるのでは・・・ でも人間そんなに急に性格は変えられないからなあ。 そもそもこの最近の私の働きぶりは目に余るものがある。 仕事が入るたびに「あ、いいですよ」「あ、できますよ」 なんて片っ端から受けていたら、スケジュールがすごいことになっていた。 そしてこんなに子供との時間も作れず、 髪を振り乱して働いていると言うのに ちょっと皮算用してみたら、ぜんぜんたいした事はないのだ。 今年の正月もれっきとした「低所得者」として迎えられそうだ。 人の時間には限りがある。 どんなに頑張っても体力勝負で働いている間は 稼げる金額にも限界があるのだ。 今の私は鵜飼いの鵜である。 働いても働いても楽にはならない。 では鵜飼いを目指せばいいのだ。 人を使って利益を出す。 浮いた時間で子供たちと過ごす。 ははは、簡単な事ではないか。 うーん。できるかなあ、私に。(超弱気) 社長になったところで一生、鵜のまま終わりそうな予感がします。(涙) 今夜の献立: チキンのバーベキューソース煮(クロックポット使用)、ごはん、サラダ

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