シングル母のアメリカ暮らし

2006/01/10(火)13:56

誕生日? それがどうした。

母のひとりごと(65)

私はへそ曲がりなのかもしれないけど、 何かを祝ってもらうというのが あまり好きではない。 だから自分の誕生日を人に言ったりもしない。 友だちの多くは私のバースデイなど知らない。 友人のサプライズパーティなんかに出かけていって、 お祝いするのは楽しいけれど、 自分が主役になったら嫌だろうなあと思う。 結婚式も出来るだけ目立たず 質素に軽くしたかった。 というか、私はしなくても良かったのだが、 元夫がしたがったのだ。 子供が生まれる前のベビーシャワーもそうだ。 もちろん嬉しかったけど、 そういうのは何か照れくさいのだ。 今年の私の誕生日は日曜日で、 私は突然の急な仕事が入ってしまい、 元夫に子供たちを見てもらった。 子供たちを早めに送り届けてもらって 一緒にケーキでも作ろうかと思ったのだけど、 子供たちが帰って来たのは6時も回った頃だった。 元夫は第一声に 「この子たちお腹すいてるみたいだから」と言った。 私は仕事をしていたし、 子供たちが帰ってくるのを待ってた訳だから 買い物にも行かなかったのだ。 「今日は何にも用意してないし、 残り物も何か嫌だしね、ミツワにこれから行く」 「そうなの?残り物だっていいじゃない」 と元夫が言ったので、何となくかちんと来て 「今日はね、どうでもいいけど 一応私の誕生日なの。」 元夫は「しまった」という顔をして、 子供たちにおめでとうって言いなさいと促した。 こんなふうにわざとらしいのは嫌いだ。 別におぼえていてもらわなくてけっこう。 他人だし。 それに結婚していた時だって、 忘れたこともあったのだから。 とにかくそんな元夫を無視して 私たちは出かけた。 子供たちの好きな手巻き寿司にするつもりだった。 わたしはダイエット中の身だけど、 お刺身なら食べられるし。 そして別のスーパーによってケーキを買った。 長男と次男が歌を歌ってくれた。 長男のプレゼントは 「母の日に朝ご飯を作る」という約束。 次男からは「スペシャルなハグとキス」。 お祝いなんてこれで十分なのだ。 離婚して嫌だなあと思うのは、 誕生日とか、サンクスギビングとか、 クリスマスとかを、 ひとりで過ごすという事に対して、 必要以上に惨めさのようなものを 感じさせられる事だ。 記念日だのホリデイだの、 はっきり言ってどうでもいいのだ。 だからむしろ早く過ぎ去ってもらいたい。 日付が変わって翌日になって 誕生日が終わってほっとした。 本日の献立:鶏の水炊き、ごはん。やっぱり鍋はいいなあ。

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