シングル母のアメリカ暮らし

2006/03/27(月)14:22

長男の週末

コドモの話、親の話(60)

金曜日、長男は10歳になった。 朝、5時頃起きて来て私の布団にもぐり込み、 「オレ、もうすぐ10歳。でもまだ9歳。」とつぶやいた。 自分が生まれた7時の事を言っているのだ。 金曜日の夜は元夫とその妻と 長男と次男と私とでのお食事会。 ・・・のはずだったけど、新妻はお腹の調子が悪く、 顔だけ出して帰ってしまった。 正直言ってほっとした。 やっぱりいろいろ気を使うし。 長男のリクエストでTODAIという お寿司食べ放題のレストランに行く。 長男の目当ては蟹とデザート。 お腹いっぱい食べて満足したようだ。 土曜日はバースディパーティをした。 クラスの友だちBくんとの合同パーティ。 Bくんのお母さんと私はけっこう仲良しなので、 いろいろと取り決めてやったのだが、 先週は2人とも仕事がめちゃくちゃ忙しく、 金曜日になるまでほとんど何も準備ができなかった。 当日の朝もバタバタしながら用意した。 私がサンドイッチとフルーツサラダを作り、 彼女はチーズポレンタとチップス&ディップを用意した。 ケーキはとてもじゃないけど作る時間はなかったので、 今年は中華系のペーカリーにオーダーをした。 長男の希望でデザインは『The Simpsons』。 スポンジはチョコレートで生クリームとフルーツつき。 きのうは雨の可能性があったので、 公園の横のコミュニティルームを借りて、 テーブルや椅子を整え、風船を敷き詰めるともう約束の時間。 次々に子供達がやって来た。 風船の中に長細いものがあり、 エネルギーのありあまっている男の子達はさっそく その風船を使ってのバトル大会が始まり、 早くも室内はものすごい状態になってしまった。 バトルに飽きた彼等はだだだーっと外へ走り去り、 戻って来た頃にゲーム第一弾「スパゲティ早食い競争」。 1本のスパゲティを手を使わずに誰が一番早く食べるか、 をトーナメント式に競い合った。 優勝者には袋入りのスパゲティ。(笑) その後、ホットドッグを振る舞い、 ビンゴゲームに突入。 ほとんどの子がビンゴは初めてだったため、 けっこうはしゃいで楽しんでいた。 ビンゴであがった順にプライズをあげた。 そしてバースディケーキを食べ、 外に設置した綿あめマシーンで綿あめを作った。 なんとこんなものを持っている友人がいたのだ。(笑) そしてお土産を持たせて解散。 けっこうあっという間の3時間だった。 Bくんのお母さんと私はヘロヘロの状態で抱き合い、 「ああ、終わったわねー」と喜びを分かち合った。 パーティにはうちの元夫と新妻、 Bくんの別居中のお父さんもきてて、 人間模様はそれなりに複雑だったが(笑)、 新妻はけっこう楽しんでくれたようだった。 それにしても相変わらずでかい。 180センチとお伝えしたが、 元夫より少し高いかも。 すると確実に185センチはあるだろう。 パーティのあと、息子達は父親宅に行った。 皆からもらったプレゼントは私が持ち帰り、 長男は、父親からのプレゼントだけ持ち帰った。 「ママ、パーティありがとう」と言って 大きな箱を抱え、父の車で去っていった。 今日は父親に朝、送り届けられ、 教会に行き、帰ってから学校の宿題をし、 午後は友だちからもらったプレゼントでずっと遊んでいた。 「ママ、これみんながオレにあげて良かったね」 というかなり怪しい日本語で喜びを表していた。 先日の会話を思い出した。 「ママ、オレはいつ大きくなっちゃうの』 うーん・・・いつって言われても。 「もう大きいっちゃ大きいし、まだ小さいっちゃ小さいね。」 「大きくなったらこのうちに住めないの」 「大学に行くようになったら家を出るかもしれないよね。 住んじゃいけないとはいわないけれど、 遠くの大学だったらもうここから通えないよね。」 「うん。じゃオレは大きくなりたくないな」 「そうだね。お母さんもあんまり早く大きくなってほしくないよ」 なんだか母子でしんみりしてしまった。 あと何年、一緒にいられるのかな。 たとえあと10年一緒にいても、 これまでの10年とは全然別のものなのだ。 でもできるだけ、いろんな事を一緒にしたり、 旅行をしたりキャンプをしたり、 子供時代は楽しかったなあと思ってほしいなあと思っている。 本日の献立:長男のリスエストで手巻き寿司。(また寿司かよって。) うちの手巻き寿司の定番は、共同購入で買う安い白まぐろのお刺身、ツナ缶のマヨネーズ和え、きゅうり、アボカド、ゆでた人参といんげん、納豆です。次男曰く「うちの手巻きはどこのお寿司よりおいしい」って。お前はTODAIくらいしか知らないだろう、基本的に。(笑)

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