新 緑仙の日々是好日

ついにその日がやって来ました。

そう遠くない日であることは
理解し覚悟もしていました。






母の入院です。

母は、癌がいくつも転移している末期癌ですが
なんと言っても「痛くない」のが
有難いことだと思っていました。




痛くないから
ショートステイや在宅介護が続けられました。


主治医の先生からは
「今度、入院したら退院は出来ません。」と
以前から言われていたので
ついにその日がやって来たと言うことになります。


しかし

問題は、それではなくて
新型コロナウィルスのために
親族でも面会謝絶なのです。
病棟には立ち入ることができません。


我が家から近い病院の新館で
まるでホテルのような病院。
最後だから
綺麗で清潔で豪華な病室。


せめてもの「母の日」へのプレゼントみたいに
なってしまいました。



個室は広くて
万全の体制を整えている部屋です。





普段なら
身内は面会も看護も出来ますが
コロナウィルスの院内感染予防のために
もう母には、これっきりで
会えないのです。


この複雑な気持ち‥
なんでしょうね‥

今度会うときは
たぶん‥
もう母はこの世の人ではないのですよ‥






いろいろ手続きを済ませて
ロビーで先生から
詳しく今後の話を聞きました。


そのあと、
ロビーには私一人きり‥


父の時だって
私はちゃんと見送ったのに‥

すぐそばにいるのに‥


コロナウィルス コビット19の恐ろしさは
やり場のない状態に人を追い込むのです。

コロナウィルスに感染していようがいまいが
他の病気なのに
そばには行けないのです。




切ない‥


悲しい‥


解り切った事だったのに‥






Blog続けられるかな‥










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