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カテゴリ:緑仙の日々是好日
台風が日本に接近していて お天気はどうなるか分からない。 コロナウィルスの収束もまだ見当が付かない。 遠出はしてはダメな雰囲気だけど 今年は、まだお目にかかっていない「富士山」 想い人がドライブに誘ってくれた。 「雨かもしれないけど一緒に行く」 逢いたかった人と 逢いたかった富士山 二人のお気に入りの富士山が もっとも美しく見える場所に行ってみた。 山中湖 この湖の雲の中に富士山がいる。 目には見えなくても 同じ空の下に近い空気の中にいることが ただただ嬉しい。 富士山は見えないけど 想い人は私の隣に居てくれる。 「富士山は今日は諦めて 小さい秋を探しに行こうか」 富士五湖の周辺なら どこでも富士山は私たちのすぐ近くにいてくれる。 霊峰富士に見守られていると思うと それだけで 安心感が生まれてくる。 車を少し走らせ、窓を開けると やっぱり風が気持ち良い。 さて 「西湖いやしの里根場」にやって来ました。 萩の花がそよそよと風に揺れていました。 「秋風だね‥」 「うん、日差しがあっても暑くないわぁ〜」 せせらぎの音が 山から降りてくる風が涼しくてまさに「新涼」です。 駐車場から歩いて来ても あまり人影がありません。 「やってるのかしら」 「9月から土日だけしか営業しないみたいだよ。」 「これもコロナウィルスのせいね。」 中には入れないけれど 外はぐるっと一回りは出来るらしい。 「ここの枝垂れ桜を見に来ようねって 何度も言っているのに私たち 一度も桜の時に来ていないわね。」 「そうだね‥ 来年こそは一緒に桜と富士山を見たいね。」 山紅葉が所々、赤く色づいている。 山は少しずつ秋色になって行く。 営業していない「根場の里」は ひっそりとして取り残された村のようにも感じた。 それぞれに写真を撮りながら 歩き回っていたら 想い人とはぐれてしまった‥ 遠くで私を呼んでいる声がした。 誰もいないと、声が里の中を通り抜けてくれるらしい。 本当にお天気の良い時だったら 根場の里からは こんな風に富士山が見える。 今日は早い目にお宿に入りましょうか‥ 温泉に入ってビールと冷酒を飲んで 夕食までグタ〜〜〜っとしましょう。 「いやしの里」の根場がそう言っているように思えた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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