2008/05/10(土)23:50
家族サービスしてきました。
3日の日記に書いたパートさんオススメの蕎麦屋さん。
最初聞いた話はこうでした。
「播但連絡道朝来で降りてずーっと左へ走ってったらね、山の上に蕎麦屋があるの。
そこの蕎麦屋はコシの曲がったおばあさんがやっててこう『いらっしゃいませ』って・・・
(ジェスチャー中)食べに行ってみて」
「・・・すみませんが店名だけでも教えてくれたら調べて行きますからせめて店名を」
と言ったら休み前に地図をプリントアウトしてくれました。いい人です。
パートさんオススメの「うちやまそば」は村おこしの為のお店だそう。
元々は公会堂で作っていたそうです。
ついでに行くなら・・・と生野銀山、播磨屋総本店にも、と地図をプリントアウト。
ふむ生野銀山周りの町はレトロなのがウリかあ。
姫路菓子博があるから早めに出発。と言っても8時ですが。
姫路バイパスから連絡道に乗り、朝来へ。
朝来を降り、グーグルマップにものってる大ケヤキを横目にみながら走ることしばらく。
「目的地に着きました」のナビの声はすれどもそれらしき建物はナイ。
車を止め、見渡すと山の上じゃないけど中腹に建物が。
それが「うちやまそば」でした。
道は・・・と見れば車一台分ぐらいの農道。「ひぃい」と言いながら運転しました。
S字クランクとか教習であったなあ・・・
9時半過ぎについたのでしばらく時間をつぶしてましたが山の間にある村はまるで日本昔話のよう。
写真中央の道路から左端の道路を通り、手前の道路をのぼってきたわけです。
つつじが咲いて綺麗。
10時を回ったので店内に入れば入り口に皮付きたけのこ1本200円~300円が売られてる。
いらっしゃいませーと声のするほうを向けばほんとだおばあさんです。
一番客でした。
ざるそば定食1200円を頼み待つことしばし。
「おばあさん」達が持ってきてくれました。
「どこから来たの?明石?まあ遠いトコから。」
「ここらはイチゴ狩りもできるんですよ」
雑談をしながら、でも「天ぷらはこの塩で食べてくださいね」と親切です。
定食は炊き込みご飯と山菜の天ぷら、野菜の甘酢漬け、佃煮、野菜の煮物つき。
山菜はユキノシタ・ヨモギ・イタドリ・スイバ・ミツバ。と南瓜・サツマイモ。
煮物はこんにゃく・ニンジン・タケノコ。
パートさんの話では「注文を聞いてから時間がかかった」との事でしたが思ったより早かったです。
他のサイトでは「注文を聞いてから蕎麦を打っている」とか。
やっぱり一番だったから在庫があったのかな。
お蕎麦は噛み応えのあるおいしいおそば。
おばあさんが言う「あっという間に青くなった」山を見ながらゆっくり食べました。
天ぷらですがほんとに「近所で取れたもの」のようでした。
だって「ヨモギ摘んできたで」とお店に入ってきた応援のおばあさんが言ってましたし。
初めて食べた山菜の天ぷらはモッチリしてたり酸っぱかったりいいにおいだったり。
特にヨモギとユキノシタは気に入りました。
会計をお願いしたら「あれー?伝票がナイ?」とおばあさん。
机を見てもありません。注文をとったおばあさんがそのまま厨房近くに持って帰っちゃったようです。
のんびりとしたいいお店でした。
ただ私たちが駐車場で帰る支度をしてたら8人のお客が入ったのでこれからバタバタするのかも。
時計は11時過ぎ。
これから「生野銀山」に向かうことにしました。
続く。