ニコライ・サラトフスキー&沼沢淑音(よしと) ジョイントコンサート(2013年2月11(祝)多摩境
ニコライ・サラトフスキー&沼沢淑音(よしと) ジョイントコンサート@多摩境 14時~、18時~の2公演。3時間に及ぶ熱演でした。 写真は終演後、世田谷から駆けつけた90歳のmaamにチョコを渡すお二人。(沼沢さん) ベートーヴェン/ピアノソナタ第3番 シューマン/謝肉祭 リスト/メフィストワルツ #アンコール:グリンカ(バラキレフ編)/ひばり (サラトフスキー) スカルラッティ/ソナタL.24,L.256 シューベルト-リスト/ウィーンの夜会 チャイコフスキー/ドゥムカ リスト/超絶技巧練習曲第8番「狩」 ラフマニノフ/ピアノソナタ第2番 #アンコール:エルネスト・レクオーナ/マラゲーニャ #アンコール:ラフマニノフ/前奏曲op.32-12 (2人の連弾) ハンガリー舞曲第5番,第1番(メモ程度ですみません)第6回浜コン(2006年)の第6位入賞者、ニコライ・サラトフスキー。3次で聴いたラフマニノフとペトルーシュカ、本選のラフマ3番はこれぞロシアンピアニズムと感じさせる圧巻の鉄拳でした。長年、また聴きたいなぁ、どこで何してるのかなと思っていたら、ここにいた!(多摩境...遠かった)(と思ったら、山本貴志と連弾していたり、マスタークラスやっていたりと、いろいろ活動なさっているのね) 2人ともモスクワ音楽院の仲良しさんとのことで、2015年のチャイコンを狙っているそうです。沼沢さんは噂では聞いていたおりましたが聴いた事が無くノーマークでしたが、シューマンの躍動感が素晴らしく当夜唯一吼えた謝肉祭でした。メフィストも吼える寸前でした。演奏スタイルは清清しい雰囲気で、耳あたりの良い音を出すピアニストです。ヴィルサラーゼ先生に師事しております。(だらしなく見えたのでネクタイをすると良いと思います~)サラトフスキーはベレゾフスキーを思わせる風格、あまり腕を振り上げないのに空間の音密度が凄かったです。本プロは2公演目に行ったためやや疲れているような明らかな暗譜飛びやミスが何箇所か。ちょいと狩やラフマ2番はストーリーが感じられないのに強音が目立っちゃって頭痛手前といったところでしたが、アンコールの2曲は理想的な展開、そして本人もそれがわかっているかのようにガムシャラに弾いているようでブラボーでした♪マラゲーニャは14時の公演では弾かなかったようですが、今日一番の演奏に思えました。エレーナ・リヒテル先生に師事しております。奥様はモスクワ音楽院に留学なさっていた日本人、物凄く綺麗な奥様です。いやぁ、楽しかった。遠かったことと寒かったことを除いては、大満足のコンサートでした。そうそう。浜コンといえば。2006年第3位のキム・テヒョン、2003年3次サルニコフ、イゴシナも忘れられない。どこで何をしているのだろうか・・・。