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カテゴリ:家族のこと
一昨日、珍しく兄貴から電話がありました。 日頃滅多に、兄貴から電話をかけてくる事はないんです。 何事と電話を受けたら。。。 兄貴の奥さん、義姉のお父様が亡くなったという知らせでした。 それも、亡くなったのは7月2日だったという事なのです。 『七七日忌を過ぎたので知らせた。』と言われました。。。
お父様は2日の朝、突然意識がなくなって、救急車で病院に搬送したが、 意識は戻らず、そのまま逝ったという事でした。 とても安らかな顔で、大往生だったと聞かされました。 享年83歳でした。 故人の遺志で葬儀は行わず お母様と、義姉の2人の妹と、その家族だけで見送ったそうなのです。 いわゆる、 【家族葬】というものです。
私は、お父様と面識があり、最後のお見送りが出来なかったのが 正直、少し寂しく悲しい気がしましたが、 でも、遺族にとってはその方が良かったかもと思いました。
とういうのも、私の父が亡くなった時、葬儀で忙殺したのを思い出したからです。 兄貴が出版社で編集長をしていたせいで、その関係の方から 葬儀場に献花が100基を超えるほど届いて、 葬儀場に入りきらない分は、仕方なく受付の側に並べて置くほどだったし、 お香典の数も半端なく多数で、お香典返しを整理するのも大変だったのです。
家族は皆、寂しさと悲しみで一杯なのに、それに浸っている暇もなく、 葬儀の段取りやら何やら、とにかく忙しく、そのせいで気持ちがすり減って、 家族みんなが衰弱していく感じでした。。。
今回のお父様の訃報を、もし義姉と兄貴の関係者に知らせたら。。。 義姉は漫画家だし、兄貴は発行人に昇格しちゃったし、 どんだけ大変な葬儀になるかは、容易に想像できました。
義姉や兄貴が亡くなったなら、その時は知らせない訳にはいきませんが、 その親なら、哀悼してくださる方達は、義姉や兄貴との付き合いで、 ハッキリ言って、義理でしてくれるようなもんですからね。 それなら家族だけで、ゆっくりお父様をお見送りしたいだろうと私も思いました。
うちの実母も養母もまだまだ元気ですが、 兄貴と、『もしお母さん達が亡くなったらうちも家族葬にしよう。』 と思わず確認し合っちゃいました。。。
親の死に目を考えなければいけないのは少し寂しいですが、 順番ですから、こればかりは仕方ありませんよね。
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