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テーマ:洋楽(3391)
カテゴリ:今日のつぶやき
今でも毎日のように、スマトラ沖の大津波の新しい映像がニュースで流れています。
インドネシアで撮影されたという、道路に水が押し寄せて来て、その濁流(というか、あれは水の流れというより崩れた建物の流れだった)に街が飲み込まれていく映像など、一度見たら忘れられない衝撃でした。 近所のイオン(ジャスコ)系のスーパーに、募金箱がずっと置いてあって、買い物のたびにお釣りの中から小銭を入れていますが、救援物資が被災地に届かないとか、政治の思惑で外国からの支援を打ち切るかもしれないとか、挙句の果てには、親を亡くした子ども達が人身売買の危険にあっているとか… まったくもう、どうして人間ってこうなんだ!!と、やるせない怒りを感じるようなニュースもずいぶん目にします。 でも、人の気持ちの美しさこそが、災害の傷を癒すということも確かです。 去年の暮れ、オリジナル版が出てから20周年となることを記念して、BAND AIDの「Do they know it's Christmas?」がリメイクされました。 バンド・エイド20/DO THEY KNOW IT'S CHRISTMAS? 最新の洋楽をほとんど聞かない私には、今回の「BAND AID 20」のために集まったミュージシャン達の名前は殆ど初耳でしたが…お恥ずかしい。 「チャリティ」といえば、“24時間テレビ”のような浪花節的な演出が当たり前だった中で、イギリス発のこのプロジェクトは新鮮な驚きをもたらしてくれました。 何と言うか、本来は社会の規範に対してはみ出しているはずのロック&ポップスターが、正々堂々と「世の為人のため」に尽くしていることのカッコよさ! その後、アメリカのミュージシャンが「We are the world」を出したときは、「ただのパクリじゃないの~?」と思ってしまったりもしましたが(楽曲も“いかにも”という感じであまり好みではなかった)、米英両国のスターが総動員された「LIVE AID」は「何だかすごいことが起きている!」というわくわく感で胸をいっぱいにして見た覚えがあります。 ライヴ・エイド その「LIVE AID」の4枚組のDVDが発売になっていて、機会があれば見てみたいと思っています。 日本で番組が放映された際、スタジオで誰が司会をしていたのか忘れましたが、コンサートの途中で「ビートルズがこのコンサートで再結成されるのではという情報が入りました!ジョンの代りは息子のジュリアン・レノンが務める模様です!」とものすごい興奮ぶりだったのを覚えています(もちろん、これはデマだったんですが)。 日本でも、その後しばらくは、大きな災害があるとTVでミュージシャンがチャリティをしていましたが(雲仙普賢岳の噴火の時など…)、今ではすっかり、そういう動きはなくなってしまいましたね。 アフリカの飢餓に苦しむ人々を救おうと、「BAND AID」の企画を立ち上げたボブ・ゲルドフ(私はこの人がリーダーだったブームタウン・ラッツというバンドも好きでした)。その後、一連の寄付活動で賞をもらったとき、壇上でニコリともせず「チャリティでもらう賞は苦い味がするんだ」とコメントしていたのが印象に残っています。 アメリカでもヨーロッパでも、異常気象で大きな災害が相次いでいる今。一人が出来ることには限度があるけれど、一人ひとりの気持ちが集まっていけば、必ず誰かを助けることが出来るのだと信じて、思いを形に、行動にしていきたいと思います。 寄付の受付もしています。 ユニセフのスマトラ沖地震・津波緊急支援情報 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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