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2005.06.15
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カテゴリ:今日のつぶやき
サッカーファンの夫がいるわが家では、6月後半は昼夜逆転生活を余儀なくされそうです。
今夜はオランダでのワールドユース、明日はドイツでのコンフェデレーションズカップ。
若い代表もジーコジャパンも、快進撃をしてほしいと思いつつ…
お昼寝できる身分の私はよくても、夫は大丈夫なんだろうか?まさか会社の机で昼寝??と、ちょっと心配であります。
お弁当に、コーヒーの粉でもふりかけないといけないかも??(笑)
ちなみに、去年の6月は、欧州選手権でやっぱり超・寝不足月間でした。

さて、色々な不祥事のニュースに眉をしかめながらも、私はNHKの番組がかなり好きでこまめにチェックしています。

この春からリニューアルした、教育テレビの10時台の番組。
今、毎週火曜の「知るを楽しむ」という番組で、爆笑問題の太田光さんが向田邦子ドラマについて語る、という、一見意外なとりあわせが実現しています。
(以下、番組HPより抜粋)
『向田ドラマの魅力とは、人間の描き方の深さだ、と太田さんは言う。特別な人は誰も登場しない、普段着の情景・日常のベールの下に、どれほどの悩み・葛藤・怖さが秘められているのか。そして生の感情がさらされる一瞬!―――そこに向田ドラマの「凄み」がある。向田オタク・太田光さんが、向田ドラマの「凄み」を熱く語る。』

惜しくも初回を見逃してしまい、昨日初めて見てみたのですが、これが本当に面白い!
ドラマ「阿修羅のごとく」を題材に、「女に男はかなわない」…というテーマで、いくつかのシーンを分析して太田さんが語るのですが、このドラマの大ファンである私にとっては
「そうそう、そうなのよ~!!」
「ここ、ここ、これが怖いのよ~!!」
と、TVの画面に向って思いっきり相槌を打ちたくなるような、あっという間の25分でした。

語る側の太田さんも、本当に向田作品に対する愛情があるというか、一視聴者レベルでドラマの熱烈なファンであることがよく伝わってきて、同じ思いを共有できた感じでした。
はじめは、一応気を遣って
「このシーンで、加藤治子さんが・・・」
と女優さんを「さん」づけで呼んでいたのが、話がノってくると
「そこで、この、八千草薫と加藤治子がですね、これがですね」
…思いっきり呼び捨てになってました。その気持ちも、わかる、わかる(笑)

「阿修羅のごとく」「あ・うん」「春が来た」…
向田邦子さんが紡ぎだすドラマには、今でも細かいシーンの一つひとつを思い出せるほど好きな作品がたくさんあります。

夫婦、親子、きょうだい。
一つ屋根の下に暮らす「家族」という緊密なはずの人間関係にも、言い知れぬ緊張があり、駆け引きがあり、秘密と嘘がある…誰もが思いあたる真実だと思います。

それを、あえて何食わぬ顔で「生活」のベールに包み隠して生きていく、たくましいドラマの登場人物たち。
昭和の日本人は、世代に関わらず、今よりずっと『大人』だったんだなぁ。

久しぶりに、保存版にしてあるビデオを引っ張り出したくなってきました。

【NHK「知るを楽しむ」公式HP】
http://www.nhk.or.jp/shiruraku/
(太田光「向田邦子~女と男の情景」は全4回。来月も再放送があります)

【森田芳光監督の映画版はとうとう未見のまま…ご覧になった方いらっしゃいますか?】
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最終更新日  2005.06.15 23:24:39
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