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テーマ:暮らしを楽しむ(388378)
カテゴリ:今日のつぶやき
先月から始まったNHKの土曜ドラマ「こんにちは、母さん」。
加藤治子、平田満、渡辺えりこ、段田安則…。 主要キャストの名前を見ただけで、名作の香りがすでに漂ってくるような布陣。その上、大好きないしだあゆみに児玉清まで出演しているとあって、初めて番宣を見たときから、ずっと楽しみにしていました。 【あらすじの紹介は、NHK公式サイトで】 http://www.nhk.or.jp/dodra/ 永井愛の舞台をドラマ化したものだそうで、下町を舞台にした会話の応酬に引き込まれて、毎回深い余韻が残ります。 タイトルのセリフは、信じていた勤め先でリストラの対象となり、上司との直談判も不調に終わって万策つきた男(段田安則)が、ふと目の前のお煎餅をかじり、その美味しさに、しみじみと洩らす一言。 同じお米で出来ているけど、ご飯とは違う。無くったって別に困らない、でも。 腹の足しより、心の足し。 せんべいなんてものは、傷ついた心をこうしてひと時、慰めるためにあるものなんだ… セリフの詳細はうろ覚えですが、この場面はとても印象的でした。 ブログを書き始めたときに、放っておけばあっという間に過ぎ去ってしまう日常の中で 「これは忘れたくない」 「このことを誰かと分かち合いたい」 そう思った出来事や経験を、綴っていけたら…と思っていました。 いわば、自分にとっての「煎餅的なもの」を少しずつ積み上げてきた記録というか。 いや、“別に無くても困らない”という点においては、ブログそのものが、私にとっては「腹の足しより心の足し」とも言えましょう。 お腹がいっぱいでも心が満たされなければ、人生は虚しい時間の流れになってしまう。 「心の足し」との出会いがこれからも、たくさん待っていてくれたらいいなぁと、心底思います。 このドラマ、大島ミチルの音楽もとてもきれいで、たくさんの人に見てほしい、丁寧に作られた秀作です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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