未来に向かって
4月、学生と被災の立ち話をしている時、後ろからふわっと抱きついてきた別の女子学生。『先生・・・うち、壊れちゃったよ』『あたしの車も、がれきにやられて、オープンカーになっちゃった。。。上半分がなくなったんです。』『先生、大丈夫だった? けがしなかった?』それぞれに、悲しい笑顔。「大丈夫だよ!」「よくがんばったじゃない!!!」「えらいよ!!!」「無事で、よかったよ!!!」心から、そう思って、そう言う。涙が出た。震災が原因で退学した子もいる。くやしい。『うち、柱が折れてるから、余震が怖いんです。』『もう、片付けるの疲れちゃった。。。』そう、まだまだ不安の中にいて、勉学に励む彼ら。未来はいつだって、どうなるかわからないけれど、今できる精一杯のことをやって、今の自分を輝かせていこう。今の連続が未来へとつながっていく。若者たち、子供たちの未来を、守っていきたい。