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テーマ:離婚のカタチ。(44)
カテゴリ:キノウのために
少しだけ、ほんの少しだけ、弱音を吐かせて下さいな。
今日は新しい部屋に電化製品を届けてもらった日。 掃除をして、冷蔵庫、洗濯機、オーブンレンジ、テレビを荷入れ。 テレビの映りをチェックしがてら、月9再放送に見入ってしまった。 その中で主人公の織田裕二が、別れた彼女と1年前に行ったカナダの氷を割って酒に溶かして飲むシーンがあった。 氷が泡立ちながら解ける音に耳を傾けて、嬉しそうな顔をする彼を見て、無性に涙が溢れてきた。 ・・・オットはそういう人だった。 木々の間に吹く風の音、雨上がりの空気の匂い、ワインの注ぎ始めの香り、目をキラキラさせて「すごいねぇ~」、「気持ちいいねぇ~」と、嬉しそうに私に話しかけてくれる人だった。 あの笑顔は、もう私と同じ空間には存在しないんだ。 そう、実感した。 一人の部屋で声を出して泣いた。 こんな日を何度繰り返せば、アシタが来るんだろう? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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