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カテゴリ:旅行
福島県生活環境部消費生活課主催、 首都圏等消費者交流事業ふくしまの「もも」コースへ参加してきました。 食と放射能に関して、消費者が不正確な情報や思い込みに惑わされることなく、自らの判断で食品の選択ができるよう、福島県へ訪問し、県の特産品を見て、生産者や関係者の話を聞けるモニターツアーです。 今年は、もも、肉、魚、米にスポットを当てたツアーがあり、ももコースは、1泊2日の日程。 今回は2日目をレポします。 🍑会津若松市 佐瀬様の畑で野菜の収穫体験 震災後、福島県産の農作物が出荷停止になり、会津市もその対象になりました。 安全性が科学的に証明された今も風評被害はなくなっていないそうです。 この夏の猛暑で野菜は小ぶりなものが多いとのことですが、 おくら、きゅうり、なす、じゃがいもを収穫させていただきました。 おくらの花ってきれいなので、 フランス料理のデコレーションで使われることもあるそうです。 東京では珍しい丸茄子に、「かわいいっ」と思わず声が出ました。 輪切りにして焼く茄子ステーキがおススメとのことですが、 この後の昼食で出た、薄くスライスして胡麻ドレッシングで 和えたものもおいしかったです。 名産品アスパラガス。 生えているところを初めて見ました 収穫まで2~3年かかるって野菜としては長いですね。 葉を茂らせて、栄養を身に送り太くするそうです。 🍑道の駅あいづ 湯川・会津坂下 ふくしまの今を語る人 長谷川純一さんにお話を伺いました。 長谷川さんは、無農薬、自然栽培の米作りをしている方。 盆地の会津地方は山に囲まれ冷害がなく、米作りに適しているため、 安定した石高を得られるとして城が築かれ、城下町として栄えました。 そんな会津の地でも無農薬栽培=雑草との闘いで、 雑草が生えるとお米に栄養が行かず収穫量が少なくなります。 それでも、収穫したお米で作った日本酒「会津娘」は 「次の日悪酔いしない」「とてもおいしい」と話題で完売。 道の駅には火入れした日本酒が置いてありました。 米作りの他に取り組んでいるのが 会津伝統野菜を復活させ、後世へ繋ぐ活動。 種子法廃止が話題になっています。 作物を植え、実がなり、そこから種を取って来シーズンそれを植え、 作物を育て…と種を繋いでいくのが自然の摂理ですが、 F1種という、作物を育て、そこから種を取っても発芽しない、 つまり種(=命)を繋げない種しか流通しなくなるんです。 同じことを人間に当てはめてみるとすごく怖い…。 会津伝統野菜とは、江戸時代に会津地方で育てられた野菜(=在来種)。 一旦途絶えてしまったものをまた復活させる苦労って想像を絶すると思います。 でも、西洋かぼちゃに取って代わられてしまった伝統野菜「小菊かぼちゃ」を、 スペインに植える活動も成功させるなど、震災復興のために始めた活動が 実を結んでいるのに感動しました。 県立会津農林高校とタッグを組み活動を続けていらっしゃるそうです。 シードバンクと言って、各農家で保管していた伝統野菜の種を 高校に集めて管理したり栽培したり。若い力で伝統を盛り上げるって素敵 高校のHPでは会津伝統野菜のネット販売をすることもあるとか。 https://aizunorin-h.fcs.ed.jp/ 未来に繋がる熱いお話を伺った後に、 会津伝統野菜を使ったお弁当をいただきました 会津伝統野菜の余蒔きゅうり、売店でも購入できます。 種を取るために、実を収穫せずそのままにしておくと、 こんなに太く大きくなるってすごい! (右側の黄色い皮のものが余蒔きゅうり)。 同じものなのが信じられない 貴重な種を分けていただきました~。 家庭菜園をやっている父へのプレゼント。 いや、私も来年はプランターで野菜を育てようと 思っているから自分へのプレゼントでもある 猪苗代湖畔の道を通って次の目的地へ… 🍑ふくしま逢瀬ワイナリー 郡山市にできた福島県初のワイナリー。 特産品のもも、なし、りんご、ぶどうから作られる果実酒、ブランデー、リキュールを製造販売しています。 復興支援のため、2015年に復興財団によって設立されましたが、最終的には県内の農家さんと企業のみで原料の生産(1次産業)、加工(2次産業)、販売(3次産業)までを一貫して行う(6次産業)事を目的に運営されています。 福島県ではワイン用ぶどうの栽培は行われていなかったけれど、 ぶどう作りもスタートし、 2018年に、初めて郡山産ぶどうで作ったワインがお目見え 残念ながら即完売で現物は見られませんでした ワインのエチケットにコンペで勝った大学生の絵や、 障がい者のちぎり絵を採用したりと、社会貢献にも力を入れています。 建物と内装のおしゃれさと、外の気持ちよさに癒されました この後郡山駅から新幹線で都内へ。 ツアー1日目は、福島県の安心安全への取り組みを、2日目は復興の成功事例と未来へつながる取り組みを見せていただきました。 「福島県の食材は世界一安全です」と言える検査体制と実績を確認したので、これからも福島県食材を積極的に買っていきたい😊 今回訪れた場所 日本で3番目に広い県、福島県の 豊かな自然とみなさんの情熱に感動し、癒された2日間でした。 添乗員の大竹さん、ガイドの佐藤さん(知識豊富でラジオを聞いているみたいな面白さ)、 ご一緒させていただいた皆様、ありがとうございました 11月にはお米にフォーカスしたツアーがあります🏅 日程は、11/2~3、11/7~8、11/15~16 (予定)です✨ 私もまた申し込もうかな #来て見て体験 #福島県 #もも #モニターツアー #PR #TAT会 #TAT旅 #TAT旅福島 #名鉄観光 #名鉄 #福島 応援クリックをいただけると嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.08.27 23:03:22
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