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花尊し

花尊し

漢字は感じ

白川静漢字学

区分 漢字 小山鉄郎の解釈 山本史也の解明
口からよだれを垂らして血皿(血盟)を汚す 口を大きく開き罵声を加えをドバッと浴びせて血皿(血盟)を汚す
2-1 巫女を殴打して霊力を強化し敵の呪力を弱める 巫女を殴打して霊力を弱める
2-2 架した死体を殴打して霊力を強化し敵の邪霊を追放する 架した死体を殴打して邪霊を外界に追放する
2-3 水が激しく流れる【架した死体の髑髏を殴打して霊力を強化し敵の邪霊を追放する】 架した死体を激しく殴打して邪霊を外界に追放する
2-4 彳○攵 微、徴、徼、徽、は、いずれも道で○を枝や杖で殴打する字形 徹は器をならべる。黴=微+黒
鬯 ;(チョウ、においざけ、においぐさ)匂い草を酒壺に浸し醸している
鬯の米;匂い草
鬯の凵;器
鬯のヒ;器の脚
彡 ;色香プンプン
ワ ;蓋
林 ;臼が元の字形で左右の手を合わせる意味
缶 ;甕
鬱 ;両手で甕を持って酒に香草を加えた鬯に蓋をしておくと
熟成し芳香酒が出来上がる。
ここから ふさがる、ふさぎ込む、こもる、むれる、うれえる
・・等の意味も生まれた。
(参考)簡化文字=中国の字, 鬱=郁, 徴=征, 係=系, 頭=斗(下部は人)
大きな頭形で死後霊を示す 鬼の面を付けた人
死者の霊力を高める玉を襟元に置き枕元に履物を置き、死出の遠路を示す 魂を象徴する玉を衣に収め魂をつなぎとめ枕元に履物を置き、死出の遠路を示す
善悪正邪「善」は「羊言羊」で一字
獄門磔の「獄」は「犬言犬」で一字
弁護士の「弁」は「辛言辛」で一字
復讐仇讐「讎」は「隹言隹」で一字

これらは何れも被告と原告の双方が羊や犬や鳥(隹)を出してその言の正しさを争う裁判であり、 善は羊神判で勝訴、獄は敗訴、弁は分訴、讎は鳥占、であった。 「羊言羊」で詳(くわ)しく詳(つまび)らかに調べたら 「言羊言」となり羊が上に上がって譱、善となり勝訴し、 敗訴した方は 「犬言犬」で左の犬が獣になって牢獄・監獄に入る。
(注)闘犬、闘鶏、闘羊?、「羊言羊」は無く譱が善

*1 唾を吐くのと水とは大先生も。
*5 衣襟の内に玉を加う、が大先生。
*6 羊神判
ワニ神判はベトナム、南無阿弥陀仏、被告Aは賄賂をたんまり弾み安心していたが 鰐の餌でなく人の餌にしてしまったから、実は鰐は腹ぺコだった。

羊神判は、人々の罪を背負うキリストのごとく黙して死んでいくはずの羊が突如牙をむく変身劇、 法の旧字が含む神羊、解薦は神判用の羊、牛に似て一角で不直なる者に触れて知らせ、 法のさんずいは水、土は大=人、ムは盟誓の箱の蓋を取り払った(無効)形で、 敗訴者は解薦と共に川に流棄され、勝訴者は解薦に心を印し慶んだ。 羊神判の詳細は『墨子』明鬼下に王里国と中里徼の実名入りで記載され、この例では中の羊が躍り狂って足を折って倒れ敗訴となった。 足を折ったのは里徼か羊か? 二人が1羊を差し出すも合計で1羊か2羊か? 頸刎ね羊が跳ぶ、翔ぶ、飛ぶ、は刎ねる前か後か? 何れにせよ、妖怪変化の怪奇話ゆえ何れの正しさも証明出来ないであろう。

(注1)神判は火、水、秤(体重)、御神籤、毒、灼熱鉄、熱湯、沸騰油、鰐(越南)、etc
(注2)神羊は、解薦(カイタイ)、若しくは、解豸(カイチ)で、解は獣偏が付き、薦は草冠を除いた字である
(注3)徼(キョウ)を中国の簡化文字で行人偏→糸偏とする誤りあり
(注4)墨子は藪内清の訳が古典で、山田琢が次典、地は球で(地球)動くと唱え幾何学の師であった
(注5)跳はとぶ、つまずく、の意が有り、羊が飛ぶ、里徼が躓く、の2解有り、旧版の跳は足偏→示偏、廟に蔵する(羊が本尊に?)
(注6)羊起而触之、折其脚、跳。
【羊起(た)ちて之(これ、中里徼)に触れ、其の脚を折りてつまずく。】
【羊は起き上がって中里徼に触れた。中里徼(羊?)は足をくじき、つまずいた。】
(注7)闘犬、闘鶏、闘羊?、「羊言羊」は元々無く譱を善とする




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