モロッコへの憧れ
「次のお休みでモロッコに行くの」と話すと、「何が見たいの?」とよく聞かれます。たぶん、行き先がフランスやイタリア、バリ島だと、こういう質問ってあんまりでないですよね。ボリビアに行く前は「どこにあるの?」って聞かれることが多かったので、モロッコはもう少しよく知られているのですが、どんな場所なのかというイメージは薄いのかもしれません。モロッコを意識し始めたのは、大学でフランス語を学んでいた頃です。モロッコ、アルジェリア、チュニジアなど北アフリカ北西部の国々を「マグレブ」を呼ぶのですが、日の沈むところ、という意味だそうです。最初は、作家アルベール・カミュの出身地であり、多くの作品の舞台になっているアルジェリアに行きたかったのですが、イスラム原理主義などの問題があって、なかなか旅ができる状況になく、モロッコか、チュニジアかなぁと思いはじめました。フランス人の友人たちにこの2カ国の話を聞くと、旅行に行くなら絶対にモロッコだよ!との大プッシュ。そこで、モロッコに行こう!と固まってきたのです。えっ、モロッコが本命じゃないの?と笑わないでください(^^;)。モロッコで見たいのは、サハラ砂漠と、アルガンの木に登るヤギです。少し長くなってきたので、この話の続きはまた後で書きますね。