2005/09/04(日)17:30
レシピ探し
4年前に一緒に住み始めた当初、『お昼に何を作ったらいいのか?夜はどういう料理にしたらいいのか?』と迷いながらご飯を作っていた私にダーリンは、
「お昼はパスタかスパゲテイ料理が食べたい」
と言った。
彼の実家では『お昼=パスタと野菜料理』と決まっており、その習慣を崩したくなかったのだろう。
それ以来『時間がないから出来合い物』『どうしてもお蕎麦を食べたいからパスタ抜き』『仕事で私が留守』だのと言う理由がある日は別だが、毎日毎日ソースを変えてはパスタ料理を作って来た。
一年は360日。
大げさに言うとこの中の300日位を毎日ソースを変えてパスタ料理を作っていることになる。
我が家では基本的にトマトソースとクリームソースの二つの基本ソースに具を変えて毎日作っている。
そうは言っても具や味のバリエーションを日本人の私がそうそう知っている訳ではないので、新しいソースを覚える事に日々目を見開いている。
例えば『CUCINARE BENE』と言う料理雑誌を見ては試して見たり、イタリア人宅に招かれた時に出されたソースのレシピを聞いて試して見たり、又レストランで食べたソースが美味しかった時には後で真似をして自宅で試して見たり、と『物は試しだ!』の毎日なのである。
そんな私が今年の夏に役立てていたものの一つに、パスタメーカー『Barilla』の箱の裏表紙に載っているレシピがあった。
イタリア内で一体何十%の家庭がこのBarillaのパスタを使用しているのだろう?と思う程、Barillaは家庭の主婦に愛されているメーカーかと思う。
義母もこのBarillaを使っており、今まで招かれたイタリア人家庭は大抵このパスタメーカーを使っていた。
実は我が家では『DE CECCO』と言うパスタメーカーの物を購入している。
Barillaで育ってきたダーリンがある日
「DE CECCOの方が美味しい」
と言いだした事がきっかけなのだが、DE CECCOの方がこしと弾力があり、二人の味覚に一致していたのが理由だ。
それ以来、パスタを買う時には必ずDE CECCOを購入している私達だったが生憎私達の自宅の近くにあるスーパーマーケットにはBarillaしか置いてなく、パスタが切れる、切羽詰まった時にはBarillaを購入と使い分けている。
こうしてBarillaを使い始めた私が、箱の裏にレシピが書いてある事を発見して以来、これらのレシピを試す事にやっきとなり始めた。
今年の夏に何度も試したレシピは『玉ねぎ、ピーマン、トマト、アンチョビのパスタ』である。
夏野菜を豊富に使いながら、さっぱりとしていて口当たりがよく、美味しい。
「さすがBarilla様だよね!」
と今まで見向きもしていなかったBarillaに『様』までつけてしまう最近である。
それにしても毎日の食事の支度は何と大変なのだろう。
ほかほか弁当やコンビ二がイタリアにも欲しい、と心から思う主婦生活であった。