VIVA L'ALLEGRIA !!!

2006/05/13(土)21:27

イタリア&日本式の離乳食開始

0歳日記(まーや編)(68)

(直前までお腹が空いたと泣いていたまーや)  「子どもの成長って早いわよ~。あっと言う間に歩いて、あっと言う間に幼稚園に通うことになるんだから。」 と先日上の階のシニョーらに言われた。 この言葉を聞いて『そうか、そうか』と納得する間もなく、飛ぶように毎日が過ぎて行く。 ついこの間まで泣くことしか出来なかった赤ちゃんが、今ではごろりんと寝返りをし、一人座りも少しの間ならできるようになり、自分の要求を伝え、よく笑い、Mと言う単語も言えるようになった。 『人間的になったなあ』と言うのが私の実感である。  さて、人間的になって来た5ヶ月半の今、いよいよ離乳食を開始することにした。 5ヶ月になった時からりんごやなしを果汁にして飲ませたり、摩り下ろしにして食べさせたりしていたのだが、いよいよ5ヶ月半からは果物以外の『ごはん』をあげることになった。  前回の3ヶ月検診の時に、小児科の先生から『離乳食5ヶ月から6ヶ月』の注意書きをもらった。 それによると、 ○200ml~250mlのミネストローネ(野菜スープ)に、 ●クリームライス または タピオカ スプーン2,3杯 ●オリーブオイル スプーン1杯 ●Granaチーズの摩り下ろし スプーン1杯 を5ヶ月半の離乳食に勧めている。 ミネストローネは、じゃがいもと人参を約1時間煮込んだもの。(味付け全くなし) それに慣れた頃、ズッキーニ、香草、青菜、レタスをスープに濾して入れる、とのことだ。 友人から頂いた日本の離乳食の本には、トマトやほうれん草なども使っていい事になっているのだが、このイタリア人の小児科の先生が書いた注意書きによると、 「フダンソウ、玉ねぎ、豆、グリンピース、トマト、セロリ、ほうれん草、キャベツ」は使わないように、とある。 まあ、その国それぞれの季節の美味しい野菜や果物があるので、もしかしたらほうれん草一つにしても味や栄養が変わってくるのかもしれない、と納得し大人しく先生の注意書きを守る事にした。  初日の今週木曜日から今日まで3日間、まーやは離乳食として『じゃがいもと人参の和風汁』を食べた。 イタリア式に野菜を煮込むだけでもいいのだが、味がないとさびしいだろうと思い、昆布と鰹節で出汁を取り、じゃがいもと人参をその出汁で煮込んで柔らかくし、濾して出汁と一緒に混ぜたところ、野菜の甘みが出て美味しくなった。 本当はイタリア式ならばここにオリーブオイルやクリームライス、チーズを足さないといけないのだが、和の味で作っているので省略する。 まーやはこのスープを3日間全て平らげた後、果汁も飲み干した。 自ら自分でスプーンを持って口に運ぶところを見ると、どうやら食べることが好きらしい。  きっと日本のママ達は、先ずは10倍がゆからスタートするのだろうなあと想像しているのだが如何せん、木曜日から今日まで午前中忙しくしていた為、おかゆを作る時間がなかった。 今日はおかゆの代わりにうどんをゆでてスープに混ぜていれてあげた所、美味しそうに食べていたので、明日はおかゆに挑戦するつもりでいる。  私が理想とする離乳食は、イタリア味、和食、とこだわらず、注意書きに書かれた栄養分を上手く取って、尚且つまーやが喜んで食べるメニューを作ることなのだが、なかなか根気がいりそうだ。 生まれてはじめて人間の原点である『食べること』を覚えたまーやに、食べる喜びを教えてあげたいと母サマンタは思う。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る