VIVA L'ALLEGRIA !!!

2006/07/19(水)05:36

ブゥオナ ノッテ

0歳日記(まーや編)(68)

(蚊帳の中から眠る前にハイ、ポーズ)  乳児は心身ともに最後の最後までくたくたに疲れ果てないと眠りにつくことが出来ない、と聞いたことがある。 最も赤ちゃん全員に当てはまるわけではないと思うが、まーやを例にした場合は正にその通り、ぴったり当てはまる。 まーやは昼間になかなか眠らない赤ちゃんで、眠ったとしても1時間、多くて2時間続けて眠ってくれればよいほうだ。 そして、眠りにつくまでがこれまた大変で、「眠いのに眠れない」と言う様子を体全体から出し、時にはゆらゆら揺れながらもおもちゃをつかんで遊ぼうとし、時には眠すぎて床に突然倒れてしまうこともある。 ところがそれでも眠らない。いや、眠れない。 もう自分の体力の限界に来るまでは眠れないらしく、そうしておもちゃで遊んだり、あっちへごろごろ、こっちへごろごろ、したりしながら苦しみ、最後はお気に入りのガーゼのハンカチを握り締めながら親指しゃぶりをして『ストン』と眠ってしまう。 一度眠ってしまえば容易に起きないことを知っている私は、眠った事を見届けた途端に 「それ、動け!」 とばかりに、時には家事に、時には仕事に、時には読書に、と精をだしながら短いながらも自分の時間をようやく取る事ができる。  ところが最近は、その『短い時間』ですら取る事が出来なくなってしまった。 家の周囲で工事がはじまった為に、その騒音でまーやが眠ってくれなくなったのだ。 最近ようやくクーラーを点けずにも過ごしていられる位の部屋の気温になったと言うのに、窓を開けると工事の音がものすごくウルサイ。 そのうるささたるや、まるで家のすぐ外でロックコンサートが開かれているようなものだ。 早朝は8時から、お昼休みを2時間入れて、夕方18時半まで連日続くこの工事の音に、さすがの私も我慢が出来ずに、時々『くら~』としながら頭痛がし始めている。  昨年の妊娠期間中にはお隣さん、そして出産直前から出産後には下の階の家、そして今回の斜め前の家、更に先週からは後ろのアパートが玄関の工事をし始め、・・・とつくづく我が家は『騒音』に運がない。  先日ドイツから友人が電話をくれた時に、電話から伝わるその騒音に彼女は心底驚いていた。 彼女の自宅では鳥の鳴き声が聞える、と言うことを聞き、鳥と工事の音のあまりの違いに『静けさ』と『さわがしさ』=正に『ドイツ』と『イタリア』の国の違いと合わせて連想してしまった程だ。 そう言えば鳥の鳴き声など、ここしばらく聞いてもいない。 最もこの工事のさわがしさ、そして土埃のすごさには鳥達もびっくりして逃げて行ったのではないか、と想像する。  今日もまーやは日中、騒音と暑さの2害の為に昼寝の途中で起きてしまい、その後泣いてわめいてすごい騒ぎだった。 夜は夜でこれまた簡単に眠れずに、私がまーやの部屋を出て行こうとすると、その気配を察して 「(マ)ンマー!(マ)ンマー!!」 と泣いて呼ぶ。 生後数ヶ月の時は、夜決まった時間にまーやを自分の部屋のベッドにぽんと入れると、そのまま『スー』と眠ってしまったものだったが、今ではよほど疲れている時以外は、私の姿を見止めないと泣いて呼ぶようになってしまった。 安心感を求めるようになったのは、成長をしている証拠だろう。 「大丈夫、ここにいるから。安心して眠ってね。数時間後のご飯の時に会おうね。」 私が毎日繰り返す言葉である。 この言葉をまーやに言うと、安心した表情をしながらすぐに眠りについてしまう。  そして、眠ったまーやの寝顔を見ると昼間になかなか眠ってくれなかった事や、泣いて困らせていたことなど全てを忘れて、心底満ち足りた気持ちになる。 子どもの寝顔って本当にかわいいものだ。

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