2006/08/25(金)01:05
9ヶ月検診を終えて
(最近は、イタリアの赤ちゃん用ビスケットがお気に入り)
昔から学校の先生に弱かった。
特に女性の先生とは何故だか相性が悪く『親しくお付き合いをした思い出に残る女性の先生』と言う存在は16年の学校生活の中でたった2人しかいない。
大人になってからは、今度は女性の医者と相性が合わず、特にイタリアに来て以来、喧嘩をしたり、合わずに最終的に担当医を変えたりして来た。
女性だから、男性だから、と言う考えを抜きにしてもどうも私は『権力ある女性』に弱いようだ。
その癖、不思議なことに小さい頃から女性ばかりに囲まれて育ってきた。
高校では女子高に通い、その上の学校も女性だけ(先生も女性ばかり)、更に就職したドイツの会社も女性だけ、ドイツ滞在中に習い事をすれば女性が多く、イタリアに来てからも就職したイタリア企業は平均50人中46人が女性、イタリア語クラスに通うとこれまた女性だけ、とこうして書いていくとつくづく私は『女性』に縁があるようだ。
その縁が高じて、昨年11月に娘のまーやが産まれたわけだが、現在彼女の小児科の主治医も中年の女性ドクターである。
この先生は笑顔が全くなく、一見して怖い印象を与えるので、検診があるたびに私は『まーやが泣きませんように』と願いながら連れて行くのだが、その願いむなしく、いつも検診の途中で
「あたしのいやがることをする~!!」
と言わんばかりにまーやはおお泣きをする。
今日は、実際にはまだ9ヶ月になっていないが、9ヶ月検診があった。
いつも通りにまーやの身長・体重、そして動きなどを確認し終えた後で
「離乳食は何をあげていますか?」
と先生が私に質問をした。
私「お昼はパスタを主にあげています。」
先「パスタはどういう風にあげているの?」
私「トマトソースを作って、中にズッキーニを入れたり、チーズをふりかけて・・・。」
先生の射るような目に見つめられるだけでも緊張するのに、面接試験のようなことを聞かれて私の答えはしどろもどろである。
そして案の定、私は先生が『あげてはいけない』と言う食べ物ばかりあげていたことに気がつく。
先「トマトはアレルギーが起こりやすいからあんまりあげないように。」(私「がーん!毎日あげていたよ・・・」
先「パルメザンチーズは塩分が強いので小さじ1杯くらいまで。それ以上はあげないように。」
(私「・・・パスタに振り掛けるほか、ダーリンがスプーンですくってあげていたけど・・。」)
先「肉の種類は何をあげているの?鳥?OK、豚?豚はまだ早いわよ。七面鳥やうさぎを代わりにあげて。それから魚をそろそろあげていいわね。え?もうあげているって??!何をあげているの!?(不信そうな目で私を見る)」
私「鱒や舌平目です・・・。」
先「それならいいわ。」
私(ほっ。一安心)
今まで、まーやが食べるからと何でもかんでもあげていたわけではないが、比較的『これくらいあげてもいいかな』と楽観的に考えて食事を与えていた。
しかし8ヶ月のまーやにはまだまだ塩分やアレルギーを起こしやすい野菜は、体に負担がかかりやすいので注意が必要なようだ。
あーあ、これでまた女性の先生ににらまれてしまった。
ただでさえ、先生が
「瓶詰めを使うように。」
と言っているのを
「瓶詰めは使いません。自分で作っています。」
と言うことを聞かず、何かと検診の度に怒られている私である。
12ヶ月検診の時にはにらまれ度が少なく行きたいが、どうなることやら・・・。
(例えば、ある日の昼食。ズッキーニとハート型のパスタ。ストラッキーノチーズ、パン。りんごを入れたヨーグルト。その他にもハムをあげるようにと勧められた。)