VIVA L'ALLEGRIA !!!

2007/08/03(金)07:35

ようやく出産(1)

妊娠日記(34)

 予定日から5日が過ぎた今日ようやく第二子を出産した。 今回の出産は自ら「安産だった」と言えるぐらいの「超安産」だった。 破水はしなかったが20分置きに訪れる腰の痛み(=陣痛)に耐え切れずに病院に向かったのが29日の朝8時。 それからなんだかんだと書類検査や内診などを終え、出産部屋に通されたのが9時。 陣痛が来るとは言っても呼吸法さえしっかりしておけばまだ耐えられる痛みの中、まだまだ出産には早いだろうと思っていたところ、助産婦さんから実は病院に到着したときからすでにお産できる状態万全だったと聞く。 破水はしていないのにもう出産?と不思議に思っているとドクターに聞いたダーリンが 「破水と一緒に産まれることもあるんだって。その方が出産しやすいみたいだよ。」 と教えてくれた。 「もう赤ちゃんは出る準備万端だから後はあなたが息んで出してあげるだけなのよ。」 と助産婦さんに言われたが前回の第一子出産時と違い今回はどうも息むやる気がでない。  それは多分に出産部屋の違いなんだろうなあ、と陣痛の合間に考えた。 前回の出産は別の病院でしたがその時は陣痛室と分娩室がわかれていて、出産は分娩台で行った。 分娩台にはつかまるところや踏ん張るところがついていたので乗る時の恐怖心はあったものの息みやすかった。 ところが今回の病院では普通のベッドに寝かされ陣痛が来るたびに仰向けになって息ませられる。 聞くところによるとこの病院は水中出産も行っており、いろいろ自分の好きな方法で出産できるらしい。 今回の私の出産方法もベッドに寝転んで自然に産むことができることから理想的、と人によっては思うのかも知れないが、私にはどうも物足りなかった。 つかまるところも踏ん張るところもなく、 「楽な体勢でいていいわよ。」 と助産婦さんから言われた為、自宅から持ち込んだクッションをお腹に敷き横向きになっていたが、これが楽過ぎて訪れる陣痛すら耐えることが出来る。 前回同様私の陣痛は腰に来る痛みなのだが、前回が痛みに耐えられずに叫びどうしだったにも関わらず、今回は叫ぶほどの痛みが全く来ない。 待ちくたびれた助産婦さんが 「後でまた来るから。」 と出て行った後に陣痛が来て去り、そのうち寝てしまうと言うことが何度も続いた結果、とうとう助産婦さんが怒り出してしまった。 「もうここまで来ているんだから後はあなたが押すだけなのよ。ほら、叫ぶ代わりにう○ちをする時のように踏ん張って!」 叫ぶ代わりに踏ん張る・・・、そう言われてもなかなか簡単には踏ん張れないものなのだ。 横になっている私の隣にいるダーリンは手を握りながら 「ほら、早く出して楽になろう」 とこれまた簡単そうに言い、通りかかるドクターも 「もうちょっと踏ん張るだけなのよ。」 と言う。 そんなみんなの声がうるさくなりかけた頃、ようやく自分でもその気になり 「叫んでもいいですか?叫ばないと息めないので。」 と助産婦さんに断わった後で踏ん張り始めた。 そしてそれから5分、ドクターからお腹を押されながら何とか踏ん張った結果、川の水が流れるようにお腹から赤ちゃんがでてきた。 11時丁度 男の子MILO出産。 自分でも信じられないぐらいの汗一つかかない安産だった。

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