晴れの日を待って
(左 幼稚園で作ってきたこいのぼり。先生が書いたこいのぼりの由来付き。たか~くあがれ! 右 母の日に長女と長男が作ってプレゼントしてくれた折り紙のチューリップ。日本語学校で作成。) 冴えない天気が続く毎日である。本当に、どうしてこうも毎日降るかなあ? と雨雲に向かって愚痴でも言いたくなる位に、雨が多い。雨の日は、幼稚園の送り迎えも道が混むし、洋服が濡れるし、など大変なので早く晴れてくれないかなあ。最近は、雨が降ると隣のアパートに住むアフリカ人の子供達も車に乗せて行くようになったので、賑やかでそれは楽しいけれど、やっぱり晴れの日に自転車通学が好ましい。このアフリカ人ファミリーは、今までお母さんが二人の男の子を自転車の前後に乗せて、雨の中通学をしていた。どしゃぶりの中、自転車と一緒にずぶぬれになっている姿を見て、子供達は風邪引かないんだろうか・・・等と人事ながら心配したものだった。周りを見渡すと、どのアフリカ人も雨の時に傘をささずに歩いているのだが、アフリカ人は傘をささない民族なのだろうか??古い記憶によると、ドイツ人もちょっとやそっとの雨では傘をささない国民だったなあ。私もその習慣を引きずったまま日本に帰り、傘をささずに歩いていたら、家族からクレームがでた思い出がある。ところで先週、イタリア語の問題集を買ってきた。7月にある仕事が入ったので、その仕事に向けて一発奮闘!頑張ろうと、今やる気に燃えている。私の絶対的な弱点は「単語数の少なさ」なので、なるべく新しい単語を覚えようと頭をフル回転させている毎日だ。実は先週末、イタリア人ファミリーのうちに夕食を招かれた時の話。友人夫妻のだんなさんの方が、私に「最近、こんな本を読んでるんだよ。」と言って、SHOGUN(将軍)の本を見せてくれた。「ほー。」と思いながら、返事を返していると、その前で友人夫妻の奥さんと私の夫が交わしている会話が聞こえてきた。「でも、どうしてサマンタはイタリア語が出来ないのかしら?だって、他にも3ヶ国語が出来るんでしょう?何でいつまでも上達しないのかしら?」がが~ん!!・・・その訳は、私の元々の語学センスが多いに関係しているが、加えて仕事で毎日使っていた時とは違い、子育てに入ってからは生活する中で、日本語使用がほとんどになってしまったから、だと思う。それにしても耳に痛い指摘である。そう言えば、結局今年は勉強をする時間がなく中退してしまった語学学校に通っていた時に、たくさんの生徒が 「ある一定レベルに達してからが、なかなか上達しないで苦しんでいる」と言っていた。それに「イタリア人は何年イタリアにいる、って言う年数で語学力を判断するから困る」とも。少なからず当たっているなあ、と思う。と言う訳で、この悔しさを武器にして、夏までにイタリア語を(少しでも)上達させようと決意した私。決意をしたのは良いが、子供達に邪魔をされて、なかなかページ数を進める事が出来ないけれど、根詰めてやるよりは 出来るときにやる、位が私には丁度よさそうだ。まずはこの雨だらけの毎日から、からっと晴れる事を願って。天気も気分も一緒に晴れて、ついでに頭の中も冴え渡ってくれるといいのにと思う。映画の話)Sunshine cleaning (邦題 サンシャイン クリーニング)監督Christine Jeffs 俳優Amy Adams, Emily Blunt, Steave Zahn 他アメリカ映画 コメデイ 102分高校時代はアイドルチアリーダーだった姉のローズ。30代の今は、未婚の母でハウスキーパーの仕事をし、元彼・マックと不倫中。妹のノラは不器用と短気のせいでバイトが続かない。そんなときに息子のオスカーが小学校を退学処分に。私立に入れるにはお金が・・・そんな時にマックからおいしい仕事の話が。それは殺人現場や自殺現場の掃除の仕事だった。背に腹は代えられないローズはノラと「サンシャイン・クリーニング」を始める。(ozmailより抜粋)殺人事件や自殺現場のクリーニング処理、と言う仕事があるなんて初耳だった。主人公の二人姉妹は、過去のトラウマや現在抱える問題に心を痛めながらも、この仕事に向かって全力投球して行く様子が心地よい。面白い映画だった。