2010/10/04(月)12:56
9月に読んだ本
上段左より
『「イギリス病」のすすめ』 田中芳樹×土屋 守
作家で友人同士の二人が、イギリスについて語る対談集。受け入れにくい乱暴な意見もありますが、体験に基づく感想や情報がたっぷりで楽しく読みました。脚注も充実しており、イギリスに関する知識が増え、イギリスに行きたくなります。
『MOMENT』 本多孝好
死にゆく者の願いを叶える青年の、さめているようで温かいところにほっとします。せつない話が印象に残る、どこか透明感のある連作短編集でした。
『トワイライト(上)』、『トワイライト(下)』 ステファニー・メイヤー/小原亜美
映画「トワイライト 初恋」を見たので、内容はわかっていても、ロマンチックさにワクワクしました。美少年のヴァンパイア、エドワードと、運動音痴の少女ベラの恋がどうなるのか、続きが気になって仕方ありません。まだまだ先は長いのです。
『屍鬼(2)』、『屍鬼(3)』、『屍鬼(4)』、『屍鬼(5)』 小野不由美
読み応えあり。最初は長いと思ったのですが、だんだん加速度がついて、やめられなくなりました。屍鬼が登場することで、人間の弱さ、醜さ、残酷さ、が明らかになります。本当に怖いのは、屍鬼かそれとも……。
『失踪症候群』 貫井徳郎
秘密警察のメンバーは、個性的で魅力があるので、3部作の残りを読みたいと思いました。
コミック・三段目左より
『団地ともお』 8巻、9巻
ともおを始め、登場人物になじんできて、ますます楽しく切なく感じるようになりました。今は、こんな子供らしい子は少なくなったなぁ、と思います。
※ 今月はミステリをあまり読んでいません。
とにかく『屍鬼』の迫力がすごかったです。最後の方の「狩り」のシーンがまだ頭に浮かんできます。