ミステリの部屋

2011/02/21(月)21:39

ベーカリーは罪深い:J.B.スタンリー

海外ミステリ(サ行作家)(11)

とうとう 体重125キロを超えた 図書館長ジェイムズ。 バツイチでデブ。 そんな負け犬はもう嫌だ! 思い切って、誘われたダイエット・クラブに入ってみることにした。 その名も、“デブ・ファイブ”。 ところが、敬愛する町一番のベーカリーで殺人事件が起こったものだから、みんなで犯人探しへ乗りだすことに。 なんとも美味しそうな事件現場の ケーキにクッキー、焼きたてパン。 甘い誘惑にも負けず、みごと事件解決なるか!? コージーミステリ・シリーズ第1弾。 内容(「BOOK」データベースより) 美味しい料理が登場する、女性が主人公のコージーミステリは たくさんありますが、この作品は少し様子が違います。 主人公は 体重125キロの図書館長・ジェイムズです。 故郷を離れて大学教授をしていた彼は、最近、母親が亡くなり、父親と暮らすため、教授の職を辞して、生まれ育った家に戻ってきました。 ところが、引きこもりがちの父親とは 話らしい話もできないまま、離婚して、体型も変わってしまった自分のことを思っては、落ち込む毎日です。 そんなとき、ダイエットの仲間を募っていると知り、誘いを受けてダイエット・クラブに参加することにする、ジェイムズ。 クラブの名前は“デブ・ファイブ”に決まりました。 メンバーはそれぞれ、悩みや、問題を抱えていますが、共通しているのは、「変わりたい!」という強い思い。 メンバーの一人に、保安官事務所に勤めているルーシーがいたこともあって、いつの間にか、全員で殺人事件にも首をつっこんでしまいます。 “デブファイブ”のメンバー5人は、それぞれ個性的ですが、みんな気立てが良く、魅力的です。 そして、それぞれが、どうしても我慢できなくて 手がのびてしまう好物というものがあります。 ジェイムズの場合は、それがチートスです。 私はチートスを知らなかったのですが、娘が一袋買ってきてくれました。 チーズ味のスナック菓子。 最初は「ちょっと味が濃いかな。」と思ったのに、テレビを見ながら、ついつい全部食べてしまいました。 危ない危ない(笑) 彼らが、励まし合いながら、仲良くダイエットに頑張る姿に、気持ちがほのぼのとしてくる、ミステリでした。 「デブ・ファイブのマッシュポテトもどき」と「デブ・ファイブの罪悪感なし、パイ皮なしのパンプキン・パイ」のレシピがついています。        【送料無料】ベーカリーは罪深い 税込840円

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