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学校で教えて欲しかった、こんな英文法!

カナダ、バンクーバーからお届けするマジな英語学習日記です。

長年の英語講師生活の中で多くの学習者から問われた質問を通じて、いかに日本の学校英語教育は学生たちに本質的な英語を教えていないかということに気づき、様々な文献を調べ直しまとめたのがこの英語学習日記です。

このブログは一通り英文法を学んだ人が対象ですが、高校生レベルの英語力があれば理解できる内容です。英語に自信のある人、より洗練された英語を使いこなしてみたいと考えている人など、英語により深い関心を寄せている人たちを想定しながら制作しました。

ゲーム感覚でトライしてみて下さい。
2017年08月15日
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カテゴリ:受動態

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東日本大震災から6年。
犠牲者の皆様のご冥福を心からお祈りいたします。
そして、いまだに苦しんでおられる被災者の皆様が、1日も早く通常の生活に戻れますように。


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本日の問題



☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


次の英文の受動態を作ってください。あなたはいくつ作ることができますか?



She made us some cookies.
























答: 問題文は受動態を作ることができません。

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次の英文の受動態を作って下さい。




I ordered Sue a copy.

























答:作れません



「作れない?」



「でも目的語があるじゃん」



こんな風に思った人もいるのでは?



学校英語には「目的語があれば受動態が作れる」という思い込みがありますが、勇気を出して言います。



それは絶対ルールではありません!




今回の問題文のように第4文型で目的語があるのに受動態が作れない文もあるのです。



「えっ?」でも、



A copy was ordered for Sue.  という受動態が作れるのでは? 

 


と思った人もいるかも知れませんが、



前回のブログでも説明したように、この受動態は第4文型の受動態ではなく、次の第3文型の受動態です。



I ordered a copy for Sue.

A copy was ordered for Sue. 




したがって、厳密には、I ordered Sue a copy. の第4文型の受動態ではありません。



第4文型の



I ordered Sue a copy.  なら、

Sue was ordered a copy.  と



なりますが、これは不自然です。



実は第4文型の動詞には受動態にできる動詞と、できない動詞があるのです。



例えば、今回の問題に登場した order は受動態にできない動詞です。その他にも make, find, get, cook, order などがあります。



要するに間接目的語(人)と直接目的語(モノ)の位置を変えた時に前置詞 for を取る動詞ですね。



前回のブログで、



Sue gave Kim the key. は、間接目的語の Kim を主語にして、



Kim was given the key. と受動態が成立することを説明しましたね。




どうして give の第4文型では受動態が可能で、order の第4文型では受動態ができないのでしょうか?



The Cambridge Grammar of the English Language(Chapter4 The clause)によると、動詞と間接目的語(人)との繋がりに関係しているそうです。

 


例えば、



Sue gave Kim the key.  の文から間接目的語(Kim)を省略して、

 

Sue gave the key. とすると、文意が成り立ちません。



聞き手のあなたの頭の中では「誰にあげたの?」と人が自動的にイメージされますよね。


このように give という動詞は「誰に」という間接目的語がないと文として成立しないのです。



この種の動詞は間接目的語(人)との結びつきが強いのです。いわゆる第4文型の典型的な動詞です。




しかし、今回の問題文、



I ordered Sue a copy. の文から間接目的語(Sue)を省略して、

 

I ordered a copy. としても文意は成り立ちますよね。




つまり「自分で一冊注文した」という意味になり、文意が成立します。



このように order という動詞は「誰に」という間接目的語「人」がなくとも文として成立するのです。


この種の動詞は間接目的語(人)との結びつきが弱いと言われる動詞です。


もともと第3文型で使われる動詞なのですよね。だから辞書を引くと第3文型の用法が先に表記されています。


実際、The Cambridge Grammar of the English Language では、次のように、


I ordered Sue a copy.  


Sue was ordered a copy.  (X)


A copy was ordered Sue.
  (X)


Neither passive is completely acceptable (どちらもダメ)と述べています


さぁ、もう目的語さえ含んでいれば受動態が作れるという思い込みは今すぐ頭から消去しましょう。


前述のように、動詞と間接目的語との繋がりをイメージすることで受動態が作れたり、作れなかったりすることが理解できると英文法って面白いでしょう!


秋の英語脳セミナーでは受動態のカラクリについて、いえ、英語の文型についてもっと深いところまで掘り下げていきます。


文型は英文法の最初の一歩です。


文型とは英語の語順のことです。英語は語順言語、でも日本語は助詞言語、この違いをきちんと理解することが文型を理解することへの最初の一歩なのです。



S+V+O とか S+V+C とかそんな難しいものではありません。


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最終更新日  2017年08月16日 14時35分52秒
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