テーマ:英語のお勉強日記(7849)
カテゴリ:時制
Day 55:ご無沙汰しました <(_ _)> さっそくサミト君の英語学習を覗いてみましょう。
問題:試験(exam)が終了しているのはジョン、それとも、マーク? ジョン: I’ve studied enough to pass the exam. マーク: I studied enough to pass the exam. サミト君は日本語に訳して考えてみましたが、どちらも同じような訳になり、違いがわからないようですね。しかし、何度も強調された 「日本語には英語の時制(時間の流れ)に相当するものがない!」 を思い出し、訳してもダメだとわかったようですね。 そこで、前回Day54で習った、現在完了は「話題にしている事柄(動作)は過去のこと、しかし、話し手の意識は現在にある」を思い出し 話し手の意識が時間軸のどこにあるかを考えてみたら、答が見えてきたようです。では、あなたの答はどうなりましたか? 問題文をそれぞれ検証してみましょう。 ジョン: I’ve studied enough to pass the exam. 現在完了形を使ったジョンの文は、「動作 (study) は過去のこと、しかし、ジョンの意識は現在にある」ということですよね。 さらに前回Day54で述べましたが、現在完了はほとんど一種の現在時制に等しく、現在完了の文を作る場合、同じ状況に対してふつう現在時制の文を作ることができましたね。 実際にジョンの文で現在時制の文を作ってみましょう。 I’ve studied enough to pass the exam. [現在完了] (= I’m ready to take the exam and pass it.) [現在時制] 試験に合格するために十分に勉強してきた(動作は過去)。だから、試験を受ける準備はできている(意識は現在)。 ジョンの現在完了の文からジョンの試験はまだ終了していないことがわかりますね。 次にマークの過去形の文を見てみましょう。 マーク: I studied enough to pass the exam. 過去形を使ったマークの文は、「意識は現在になく、単に過去にある」ということです。つまり、過去形の動作 (study) は過去で終った事柄で、マークの意識は現在にない」のです。 試験に合格するために十分に勉強した。 「勉強した」ことは終った事柄で、「現在」を含んでいません。したがって、マークの意識の中では試験も終了しているのです。 これで、試験が終了しているのはマークだということがわかりましたね。 最後にもう一度、過去形と現在完了形の違いを確認しておきましょう。 過去と現在完了の決定的な違いは、「現在」という時点を話し手が意識に含むかどうかです。事柄が終わった、という点では両者は共通していますが、過去形には「今」は含まれておらず、現在完了には「今」が含まれているということです。 次の例文で過去と現在完了との違いを比較してみましょう。 The elevator broke down. ( but it’s probably working again now.) [過去] (エレベーターが故障しました)[多分もう動いている] The elevator has broken down. ( We have to use the stairs.) [現在完了] (エレベーターが故障してしまった)[だから、階段を使わなければならない] 両者の違いを感覚的につかめましたか? 日本語訳文を見ると、あまりよく区別がつきませんね。日本語をなるべく意識せずに、話し手が時間軸上のどの時点に意識を合わせているのかを考えましょう。 最初の過去形では、「エレベーターが故障した」という出来事は終わった事柄で、話し手の意識の中では「現在」という時点を含んでいません。したがって、話し手の意識の中では、「たぶんもう動いているだろう」と考えています。 一方、2文目の現在完了では話し手の意識は「現在」にあります。つまり、故障の結果として現在「エレベーターは使えないので階段を使わなければならない」という点に話し手の意識があるのです。 どうです、日本語で考えてもよくわからなかったあなたも、これでスッキリ解消ですね 後は「習うより慣れよ」、より多くの英文に触れ、この「わかる⇒面白い⇒もっとわかる⇒できる」という循環を作っていきましょうね。 次回は「現在完了形」の用法を説明しますね。 応援ポッチがブログを書く元気の素になります⇒人気blogランキング参加中<(^^) ありがとうございます! ではまた、See you next time. この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。 登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い! TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。 英語学習ブログ 英語克服の秘訣! TOEICブログ TOEIC裏技先生 日記ブログ Life in Vancouver お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[時制] カテゴリの最新記事
子供達がちょうど完了、継続などをレッスンでしている所でとても参考になりました。
特に小2の子供にとって時制と言うのは本当に難しいみたいで理解するのが大変のようです。 こちらのブログを参考にさせて頂いてちょっと家庭でも教えてみたいと思います。 (2009年01月26日 17時06分54秒)
この前、TOEICの問題を解いていてわからない問題があったで、解説をしていただければ嬉しいです。
We recommend that the paint be used ( ) on metallic surfaces,as it does not adhere well to surfaces made of other materials. (A)doubly (B)only (C)exactly (D)nearly (2009年02月10日 22時11分39秒)
選択肢を見るとすべて意味の異なる単語ですよね。したがって、子の問題は語彙問題です。もう少し厳密に言うと副詞の語彙問題です。何度か説明していると思いますが、語彙問題の場合は文法的な解説はできません。語彙問題はずばり、選択肢の単語をいくつ知っているかです。そして文意を考え意味が一番通る単語を選ぶのです。今回の問題を訳すと、
>We recommend that the paint be used ( ) on metallic surfaces,as it does not adhere well to surfaces made of other materials. >(A)doubly (B)only (C)exactly (D)nearly 後半as it以降の意味「そのペンキは他の素材の表面にはあまりよく粘着しないので」の部分から空所には(C)onlyが入ると予想できますね。前半部「金属の表面だけに使用することを勧めます」 このように語彙問題は文意を考えなければいけないので、単語の意味はさることながら、文の意味も理解する必要があります。 今回の文でTOEIC文法的に注目したいのはrecommend that 節の中の動詞が原形になるという点です。これは仮定法現在という文法項目でTOEICではよく文法問題として出題されます。今回の文ではthe paint be usedとなっていますね。仮定法現在を簡単に説明すると、主語と動詞の間に本来助動詞shouldがあり、それが省略され残った動詞は常に原形になるというルールです。出題頻度の高い文法項目ですので是非チェックを! (2009年02月13日 15時19分24秒)
お久しぶりです。
ブログの更新状況からsamitoさんの忙しさが伺えます。(x。x)゜゜ 僕も今年度から高2になるのでタイヘンになってきそうです・・・ 久しぶりに名詞のことで質問させてください! equipmentです。 ジーニアスで調べたところ、(集合的に)装置、装備、備品、機器と不可算になっていました。 ここで僕は、「集合的に」だから不可算になっているんだと考えました。 つまりこの名詞は機械を漠然と集合的に表しているmachineryと同じシステムだと考えたのです。なので機械{類}の意味を持つmachineryから{類}という言葉をもらって、equipmentの意味を装置類、装備類、備品類、機器類というように表してみました。すると自然に納得がいったのです!(^o^) 辞典で調べると”U”となっていて「(集合的に)~」という名詞をよく目にします。今回のequipmentのように「(集合的に)~」というものの場合{類}という言葉を補うようにして考えているのですが、この考え方は正しいのでしょうか?(´。`) もうひとつどうしても知りたい疑問があります。 equipmentには「準備」という意味や、「技術」という意味もあることを知りました。しかしいずれの意味も”U"として扱われていました。(T_T) 準備という意味ではpreparationが可算、不可算のどちらも使えて、技術という意味ではskillが可算となっています。この2つの名詞が可算になるのは自分の中でもしっくりきています。しかしながら、どうして同じ意味を持つequipmentが不可算になるのかが「なぜっ???(゜ε゜;)」という状態なのです。 すっごく知りたいです!! お暇なときにご回答いただけましたら幸いです(m_m) (2009年03月08日 21時46分55秒)
お察しの通り、仕事が忙しくて、めっきり更新が滞っています。最近はほとんど手付かず状態 (^∧^) KEITA君は高校2年生になるのだね。高校生で英語の名詞をこのレベルまで体得できるとは大したもんだよ!
>equipmentのように「(集合的に)~」というものの場合{類}という言葉を補うようにして考えているのですが、この考え方は正しいのでしょうか? もちろん正しい考え方です。 >equipmentには「準備」という意味や、「技術」という意味もあることを知りました。しかしいずれの意味も”U"として扱われていました。 あまり使用頻度は高くないけど、確かに存在しますね。 >どうして同じ意味を持つequipmentが不可算になるのかが「なぜっ???」 まず重要なことはequipmentの「準備」「技術」はpreparation「準備」skill「技術」とは意味が違うということを認識しておこう。日本語に訳すと両者は同じように聞こえるけど、意味は異なります。 preparation「準備」は具体的な支度です。通常複数形で用いる。make preparations for the trip(旅行の支度)、それに対して、equipmentの「準備」はthe act of equipping a person or place つまり、「人や場所などに何かを備え付け、稼働できる状態(つまり準備)にする」という意味なのです。「備えること、取り付けること⇒準備」は具体的なイメージを描くことが困難ですね。 skillは特殊な技能(具体的なイメージが描ける)を表わす場合は確かに可算になります。しかし、equipmentの「技術」はある人に備わっている知識。これは仕事のために必要な知識が備わっているという意味です。つまり「仕事の心得」みたいな感じです。やはり具体的なイメージを描けません。 上手くニュアンスが伝わるといいんだけど、なかなか難しいところかな。でもKEITA君の名詞の捉え方は状態していると思うよ。この調子で頑張れ! (2009年03月18日 14時54分31秒)
分かりやすいご回答ありがとうございました!
でもこうやって教えてもらうと「なるほどなぁ~!」っていう感じで理解できるんですが、自分で判別するにはどうしたらいいのでしょうか?(T_T) 実際ここまで考えられるようになったのはsamitoさんとこのブログのおかげなんです(^_^) ホントに感謝してますっ!(*^▽^*) (2009年03月20日 16時40分19秒)
どうしても納得できずに先に進めないでいます。
I've decided to look for a job abraod when I graduate from college.日本語訳が、大学を卒業したら海外で仕事を探すことに決めている。 よくある一連の現在完了の例文では出てこないようなニュアンスだと思うんですけど、なぜこの和訳にこの英語がというところが分かりません。どうか教えてください。 (2009年05月10日 22時05分33秒)
masaさん、はじめまして。私がmasaさんの質問を理解できているかどうかが不安ですが、
>I've decided to look for a job abraod when I graduate from college. 日本語訳「大学を卒業したら海外で仕事を探すことに決めている」 masaさんの質問はこの日本語訳と英文が一致しないということでしょうか?つまり「決めている」ではなく「決めました」の方がよいのではないかということでしょうか?もしそうなら、答はどちらでもよいです。 まず最初に、日本語には英語の時制に相当する概念がありません。したがって、英語の時制を日本語に訳すのは大なり小なり無理があります。だから、日本語に訳すときは日本語訳より、事柄(アクション)が時間軸上のどこで起きているのかということに注意したほうがよいでしょう。 まず現在完了を簡単に説明すると、Day56でも言及していますが、「話題にしている動作は過去のこと、話し手の意識の焦点は現在」ということです。 この視点から今回の文をみると、 >I've decided to look for a job abraod when I graduate from college. つまり「決めた」という動作は過去のこと、でも、話し手の意識の焦点は今にあります。だから「海外で仕事を探すこと」を自分の中で決めている、つまり現在においてもこの決定は継続しているという意味なのです。 この文を単純過去文 I decided to look for a job abroad… にすると、決めたという動作が過去で終了して現在とはリンクされていません。つまり今でもその決定が続いているのかどうかまでは言及していないのです。もしかしたら、卒業後の進路をすでに変更している可能性もあるということです。 (2009年05月16日 05時44分21秒)
samito07さん
>masaさん、はじめまして。私がmasaさんの質問を理解できているかどうかが不安ですが、 > >>I've decided to look for a job abraod when I graduate from college. 日本語訳「大学を卒業したら海外で仕事を探すことに決めている」 > >masaさんの質問はこの日本語訳と英文が一致しないということでしょうか?つまり「決めている」ではなく「決めました」の方がよいのではないかということでしょうか?もしそうなら、答はどちらでもよいです。 > >まず最初に、日本語には英語の時制に相当する概念がありません。したがって、英語の時制を日本語に訳すのは大なり小なり無理があります。だから、日本語に訳すときは日本語訳より、事柄(アクション)が時間軸上のどこで起きているのかということに注意したほうがよいでしょう。 > >まず現在完了を簡単に説明すると、Day56でも言及していますが、「話題にしている動作は過去のこと、話し手の意識の焦点は現在」ということです。 > >この視点から今回の文をみると、 > >>I've decided to look for a job abraod when I graduate from college. > >つまり「決めた」という動作は過去のこと、でも、話し手の意識の焦点は今にあります。だから「海外で仕事を探すこと」を自分の中で決めている、つまり現在においてもこの決定は継続しているという意味なのです。 > >この文を単純過去文 >I decided to look for a job abroad… > >にすると、決めたという動作が過去で終了して現在とはリンクされていません。つまり今でもその決定が続いているのかどうかまでは言及していないのです。もしかしたら、卒業後の進路をすでに変更している可能性もあるということです。 ----- (2009年05月16日 11時49分57秒)
お忙しいのにありがとうございます。でも、読めば読むほど新たに頭の中に?が・・・・それはwhen s 現在形で~したらをあらわしますけどこれは、つまり未来のことですよね?この文の説明には、必ず完了と過去形がでてきてでも、僕の頭の中には、それにプラスwhen以下の未来がまた別物として引っかかるわけです。
たとえば、I've decided to go to Germany next year.だとそれでもやっと分かる気がするんです。僕のなやんでることが理解してもらえるかどうか、この今やってる参考書がぼくには合ってないのかも知れないですね。貴方の使ってきた参考書がお勧めの本が知りたい。 マーフィーのケンブリッジ英文法をある人に薦められています。 (2009年05月16日 12時11分01秒)
すみません。変な操作してしまいました。
(2009年05月16日 12時14分26秒)
>読めば読むほど新たに頭の中に?が・・・・それはwhen s 現在形で~したらをあらわしますけどこれは、つまり未来のことですよね?それにプラスwhen以下の未来がまた別物として引っかかるわけです。
masaさんの質問はwhenの中が未来のことなのにどうして現在時制が用いられているのかという点でしょうか? CGELでは英語には未来形がない、と言っています。これはどういいうことかと言うと英語の時制は動詞を変化させ時間軸上の動作を表わすのですが、未来だけは動詞というよりは、他のものを借りて未来の表現を表わします。つまり、will, be going to, …ing, 現在形などを用いて未来を表わすのです。したがって、それぞれが異なった意味を持ちます。日本の英語教育では「will」=「未来」とか、「will」=「be going to」などと教えることもありますが、ここがそもそも英語の未来表現を理解するうえで障害になるのです。これ以上深くは未来を説明することはここでは省きますが、まずそれぞれの持つ未来の表現を確認することを勧めます。 masaさんの今回の質問の答はDay49を参照していただくと理解できるかを思いますので、そちらをご覧下さい。 http://plaza.rakuten.co.jp/samito07/diary/200805010000/ >貴方の使ってきた参考書がお勧めの本が知りたい。 >マーフィーのケンブリッジ英文法をある人に薦められています。 参考書はピンキリです。私が薦めるときはその方の現在の英語力をまず確認しないと、きちんとした参考書を推薦することは難しいのです。 masaさんのレベルがわかりませんが、 オックスフォード実例現代英語用法辞典(Practical English Usage) マイケル・スワン薯 桐原書店 なんかはどうでしょうか。時制も結構わかりやすく説明してあります。 (2009年05月21日 07時30分59秒)
samitoさん、僕は68年生まれの英語の大好きな日本人です。僕の日本語に問題があるようです。ちなみに、ブログのあの文法テストでは5問できてTOEIC400点ありません。
I've decided to look forの文ですが、僕はまず完了形があらわれてwhenのあとに現在形と、1つの文の中に違う時制があると戸惑います。簡単にいえばそうゆうことなんです。 このブログに書いてあることまだ理解できることとそうでないものとあります。Day1からランダムにでもいいから読んで行こうと思います。 え~そもそもがですね、上の英文が載っていた本の著者に師事して「Longman Exams Dic」や「英和も和英」もかってマーフィーも薦められたので買おうとしてて、でもまだ英英をどう使えばいいのかもわからず、今先の文も入ってる構文100をやってますがなかなか理解して先に進めないでいます。そのところにこのブログをみて あ 今度はこっちがいいと、いまにいたってるわけで・・・・ ところで、samitoさんはOguriさん?65年8月30日生まれ あまり年違わないのに英語の理解度がぜんぜん違うのにがっくりです。素晴らし経歴なんでしょうね。ぼくは、英語が大好きですが高校以降サッパリだめになりました。で、つい最近まで辞書も文法もいらないという多読を絵本でやってました。で、紆余曲折ありましてあなたにであいました。 やはり、文法がいると。日本で売られてる文法書はあかんと、先の本の先生も教えてくれました。 Tom has a Porche, and he never lets me drive it.のandが今まではbutにしかできなかった。日本語で英語を勉強すると間違いが多いとこの人のほんで学んだけど人柄が好きになれなかったんですよね。 でも、買った物は手元に残ってまだ使いこなしてないし・・・・でもがんばるぞ Oguriさんは本物だ。ところで、マーフィーはダメですか?オックスフォードはむずかしいそうです。(アマゾンのコメントより) (2009年05月21日 19時33分29秒)
masaさん、コメントありがとうございます!
コメントは1600文字しか書けないので数回にわけて書きますね。 英語だけに限らず、何かを習う、習得するときに大切なのは、それを好きになることです。なぜなら習い事の基本はインプット量だからです。好きならおのずとインプット量が増えていきますよね。masaさんが英語大好きなら、きっと大丈夫ですよ。 >僕の日本語に問題があるようです。 masaさんの日本語はおそらくほぼ完璧で、問題はないと思いますよ。ただ、英語を考えるときに日本語を介入させるとわかりにくくなる文法項目がいくつかあるのです。時制はその一つです。日本語には英語の時制に相当するものがありません。だから訳がピンとこないことがあるのです。日本の英語教育ではご存知のように訳中心の授業を行うので、日本語にも英語のような過去・現在・未来があるような錯覚に陥るのです。 >I've decided to look forの文ですが、僕はまず完了形があらわれてwhenのあとに現在形と、1つの文の中に違う時制があると戸惑います。簡単にいえばそうゆうことなんです。 現在完了形も現在形も同じ現在時制の仲間ですので、違う時制と捕えない方がよいと思います。もちろん両者の意味合いは異なりますので、きちんと理解しておく必要はあります。 続く (2009年05月23日 09時57分07秒)
>samitoさんはOguriさん?65年8月30日生まれ あまり年違わないのに英語の理解度がぜんぜん違うのにがっくりです。素晴らし経歴なんでしょうね。
はい、Oguriです。生まれは64年です。経歴は至って普通ですよ。masaさんは英語の教員ですか?もう20年近く英語で食っていますか?そうなら、がっかりしてもいいかもしれませんが、そうでなければ(おそらく違うと思いますが)、がっかりする必要は全くありませんよ。私は20年近く英語教育に携わっています、つまり、これは単純にインプット量が違うと言うことです。例えば、経理を20年やってきた人と同じです。私には経理の知識はほんの少ししかありません。でも経理畑を20年もやっていればプロですよね。そういうことです。がっかりしないで下さい。 >やはり、文法がいると。日本で売られてる文法書はあかんと、先の本の先生も教えてくれました。 私も文法は必要だと思いますが、ある一定のレベルまでは文法は不要だとも考えています。すべて学習者次第ですね。 日本で売られている文法書にも素晴らしいものはありますよ。ただあまりにも多くの参考書が出ているので確かにいいものを 見つけるは大変ですけどね。 続く (2009年05月23日 09時58分33秒)
>Tom has a Porche, and he never lets me drive it.のandが今まではbutにしかできなかった。日本語で英語を勉強すると間違いが多いとこの人のほんで学んだけど人柄が好きになれなかったんですよね。
この文はandでもbutでもどちらも可能ですよ。日本語で英語を勉強すると間違いが多い?では何語で勉強しましょう?英語で英語を勉強します?皮肉ってすみません<(^^) 私が言いたいのは第2外国語を習得するときは第1言語を用いて習得するのが至って普通の方法です。日本語を使って結構です。ただし、ここが重要なんですが、先にも述べましたが、一定の文法項目は日本語を介入させても無理があるのです。なぜならば日本語には英語に相当する概念がない場合があるから。このような場合はなるべく日本語に頼らず英語の感覚を身につけることが必要になります。もう一つ、おそらく1番重要なのは、日本語は助詞言語、英語は語順言語という構造がそもそも全く違うと言うことを認識しなければなりません。残念ながらバンクーバーで教えていてもそのことを認識している学習者の人達はほとんどいません。まず己の言語を知ることが大切ですよね。 >ところで、マーフィーはダメですか?オックスフォードはむずかしいそうです。(アマゾンのコメントより) マーフィーもいいと思いますよ。私は内容的にはオックスフォードのほうが好きです。ただ前回も言いましたが、個々の学習者のレベルをきちんと把握しないとどれがいいということは言えないのですよ。すみません。でも一度書店でオックスフォードをちょっと読んでみてmasaさんにとって難しすぎると感じるのなら、やっぱりマーフィーでもいいと思いますよ。 長くなりすみませんでした。では英語学習頑張ってください。 (2009年05月23日 09時59分51秒)
先日はありがとうございます。ところで、Day2の中の文ですけど、・・・・文末焦点の原則に従えば(1では・・のところで求められてるものが異なるから情報価値の高い新情報の位置が異なる、とあります。それはそれぞれ、1は、a necklacede
2は、to my mother ですよね。じゃ、位置は同じじゃないですか??・・・・a necklaceの位置が違うと言えばそうだけど ・・ とにかく、新情報の位置が異なる の意味が分かりません。 (2009年05月24日 07時55分14秒)
こんにちは。ちなみにTOEICは20年くらい前の受験です。
ところで、ここは紀伊国屋がないので、立ち読みもできないので図書館にマーフィーとオックスフォードを予約してるところです。マーフィーは国会図書館にしかなく、そういう意味ではoxfordの方がメジャーなんでしょうね。 (2009年05月24日 16時46分58秒)
たびたびですみません。Day6の冠詞のことについてですが、あれは、・・・・an には「が」とかはこの物語のことだけですよね。が でも the になることはありますよね。・・・・ところでsamitoさんはutada 位英語はぺらぺらですか?ぼくはutadaの曲やデスパレートな妻を楽しめるようになりたいものです。では、お体だけは無理せず大切にしてください。
(2009年05月26日 18時42分11秒)
>Day2文末焦点の原則に従えば(1では・・のところで求められてるものが異なるから情報価値の高い新情報の位置が異なる、とあります。それはそれぞれ、1は、a necklacede 2は、to my mother ですよね。じゃ、位置は同じじゃないですか??・・・・a necklaceの位置が違うと言えばそうだけど ・・
そうですが、位置は異なります。1ではa necklace が文末に位置します。2ではa necklaceの位置は動詞の直後、つまり文末ではありません。文末にはto my motherがきていますよね。 > とにかく、新情報の位置が異なる の意味が分かりません。 英語では聞き手や読み手が知らない情報(新情報)が文中でより後ろに置かれるというのがこの文末焦点の原則と言われるものです。 1では新情報 a necklaceが文の最後に置かれています。2では新情報to my motherが文の最後に置かれているのです。したがって、1と2では新情報の文中での位置が異なっているのです。 英語は語順言語なので、単語(主語・動詞・目的語)の文中における位置が非常に重要なのです。しかし、日本語は語順言語ではなく、助詞言語なので、英語のような語順の概念が全くないのです。つまり日本語は助詞(は・が・へ・を)などで主語や目的語を判断できるので、語順はメチャメチャでも良いんですよね。だから日本人学習者には英語が難しく思えるのです。 (2009年05月28日 07時59分16秒)
>Day6の冠詞のことについてですが、あれは、・・・・an には「が」とかはこの物語のことだけですよね。が でも the になることはありますよね。・・・・
その通りです。ちょっと私の表現が誤解を招いたかもしれませんね。ここで言いたかったことは、日本語には英語の冠詞の概念がないということです。ただたまに日本語にもちょっとよく似たパターンがあることがあるのでその1例を用いただけです。masaさんの言うように、必ずしも日本語の「が」が「a」になることはありません。私は日本語の教師ではないので、日本語の文法は英語ほどはわかっていませんが、以前、ある日本語の文法書に「は」は主語ではなく、英語に相当する主語は「が」である、というのを読んだ時はなるほどなぁと思いましたよ。 誤解を招くような解説すみませんでした。 (2009年05月28日 08時17分09秒)
久しぶりにEnglish grammar in useで英語の勉強を再開して、現在完了進行形と現在完了形で同じ意味を表すという動詞の、話し手の意識の違い(have livedとhave been livingなど)に悩んでいたところ本ブログの「現在完了vs現在完了進行形」の記事を見つけて読み、何となくもやもやとした部分がだいぶはっきりいたしました。ありがとうございます。
現在完了形についての疑問で、調べても良く分からなかったことがありここに質問するのもどうかとは思いますがもし解答していただかると大変ありがたいです。 例えば以下のような状況 友達と旅行のパンフレットを読みながら旅行の計画を練っていた時に、あるホテルの写真を見て、「このホテルに2週間泊まったことがある!」という場合、日本語からは現在完了の経験用法が浮かびI have stayed at the hotel for two weeks.と言いたくなるのですが、現在完了に期間を表すforがつく場合、経験ではなく継続を表すという日本語記事(http://school.jorudan.co.jp/eigolike/sp/grammar/grammar_023.php)、またnetiveの視点で上記文は違和感があり、ただI stayed the hotel for two weeksと表すんじゃないかという英語記事を目にしました。この場合、ただの過去形(I stayed the hotel for two weeks)で表現してもしたことがあるという経験のニュアンスは出るのでしょうか? また、native的には期間ではなく回数である場合(このホテルに2回泊まったことがあるなど)、現在完了形でOKということを目にしましたが、こちらについてはいかがでしょうか? 長文で大変すみません。 (2018年08月16日 17時43分42秒)
英語学習者さん、はじめまして。ご訪問ありがとうございます。
ご質問の件ですが、確かに期間を表すfor two weeksを付けると不自然になります。なぜかと言うと、そのホテルに泊まった経験を述べるのに2週間という期間を付ける必要がないと思うのです。なぜならば、この場合の経験は「泊まった」ことだからです。したがって、単に、そのホテルに泊まった経験があるとか、回数で二度泊まった経験があるとかの方が自然です。2週間という期間が経験なのであればそれは現在完了形ではなく他の動詞を用いて表現すると思います。 >またnetiveの視点で上記文は違和感があり、ただI stayed the hotel for two weeksと表すんじゃないかという英語記事を目にしました。この場合、ただの過去形(I stayed the hotel for two weeks)で表現してもしたことがあるという経験のニュアンスは出るのでしょうか? 現在完了のような経験のニュアンスは過去形では出せません。 現在完了形の経験とは何かをした経験があると過去の経験を述べているのではなく、経験した結果、現在その状態を持っているというイメージなのです。←この説明、ちょっとわかり難いかもしれませんが、まず「現在完了形とは」から説明します。 現在完了形とは字の如く現在に属します。つまり、現在完了形は多くの場合、現在形に置き換えることができるとマイケル・スワン(PEU)は述べています。これは現在完了形を理解する上で非常に重要なことなのです。 過去形と現在完了形の違いは単にhaveがついているかいないかです。 I have stayed at the hotel before. 以前泊まったことがある→だからそのホテルのこと知っている I stayed at the hotel last year. 去年そのホテルに泊まった 両者の違いはhaveなのです。つまり、過去形は過去の出来ことで現在の発話時点とリンクされていません。泊まったことは単なる過去の出来ことです。しかし、現在完了形は「以前、そのホテルに泊まったこと(経験)がある」と訳されますが、過去で泊まったことを述べているのではなく、過去に泊まった経験を今(発話時)に持っている(have)という意味なのです。つまり、このI have stayed at the hotel before.の本当の意味するところは、 泊まったことがある状態を今もっている→だから、そのホテルのことを知っている。 こんなイメージが現在完了形の経験の用法と言われるものなのです。したがって、現在完了形の経験用法は「経験したから、今それを知っている」みたいな意味になるのです。 >また、native的には期間ではなく回数である場合(このホテルに2回泊まったことがあるなど)、現在完了形でOKということを目にしましたが、こちらについてはいかがでしょうか? 前述しましたが、回数なら経験になると思います。期間をつけるとどうしても継続のニュアンスが出てしまいます。ただし、前後の文脈によって現在完了形はいろいろな意味になりますので、絶対とは申しません。 現在完了形が「経験」「完了」「結果」「継続」どの用法であろうが、現在完了形とは現在その状態を持っているというイメージで捉えることが重要なのです。 参考になれば幸いです。 小栗 (2018年08月18日 17時23分16秒)
samito07さんへ
大変わかりやすい説明ありがとうございました。期間をつけるとやはりこの場合は不自然に感じられるんですね。 現在完了の継続用法では常に現在とのリンクがあるということで、今後は現在完了の文に会うたびにどういった意識で話し手は現在完了を使っているのか意識して考えてみようと思います。またブログの説明がとても分かり易いのでこのブログを読みながら勉強させていただきます! ありがとうございます! (2018年08月21日 17時56分17秒)
samito07さんへ
分かりやすい解説勉強になります。 さて、 I have stayed at the hotel before. 以前泊まったことがある→だからそのホテルのこと知っている I stayed at the hotel last year. 去年そのホテルに泊まった ですが、過去形であっても、そのことが発言できるということはそのホテルのことを知っているのではないでしょうか?(知っていない(忘れている)としたら、発言自体できないと思うのです) 骨折の話のように、現在も骨折中か(現在完了)、治癒してしまっているか(過去)はある地点で状況が変化する分岐点がありますが、過去の記憶(経験)といったものは、過去のある時点以降、ずっとついて回る(今の自分にリンクしついる)のではないでしょうか? また、I have stayed at the hotel.は、経験ではなく、ある過去の時点から現在までずっと滞在しているという継続の意味にはならないのでしょうか?(そうなると、単純な現在形(習慣)との違いもよく分からないのですが…。) (2020年03月04日 21時57分58秒)
英語の時制は時間軸上でイメージしないとわかりにくいと思いますが、現在完了は意識が時間軸上の今にあり、過去形は過去の出来事なので意識は時間軸上の過去の一点にあります。
過去形は去年そのホテルに止まった事実を述べているだけで、ホテルのことを知っているという意味を伝えていることにはなりません。もちろん滞在したのだからホテルのことは知っていますが、あくまでも過去の一点で泊まったことを伝えているだけです。 I stayed at the hotel last year. 参考ページ https://plaza.rakuten.co.jp/samito07/diary/202001020000/ 現在完了に関しては色々なページがありますので、参考ページを参照ください。これらは一部です。 その他参考ページ 1. https://plaza.rakuten.co.jp/samito07/diary/201608310000/ 2. https://plaza.rakuten.co.jp/samito07/diary/201403030000/ 3. https://plaza.rakuten.co.jp/samito07/diary/201312230000/ >また、I have stayed at the hotel.は、経験ではなく、ある過去の時点から現在までずっと滞在しているという継続の意味にはならないのでしょうか?(そうなると、単純な現在形(習慣)との違いもよく分からないのですが…。) 1文だけで考えるとわかりにくいですが、現在完了形は文脈で「経験」「完了」「結果」「継続」にもなります。文脈があれば継続も可ですが、おそらくホテルの滞在であれば、短期滞在なので現在完了進行形が適切でしょう。 参考ページ 4. https://plaza.rakuten.co.jp/samito07/diary/201007040000/ (2020年03月05日 04時03分18秒)
Samito07さんへ
お忙しいところお返事ありがとうございます。 リンクをいただいたページ拝見いたしました。「経験」という用法になっていますが、経験自体(有無など)を言いたいわけでなく、「その経験をしたことによって、現在どうであるか」を伝えたいときに現在完了を使うということなのですね。 学校では、「外国に行ったことがある」を言うときは現在完了を使用する、と刷り込まれましたが、これも話し手が単に経験の有無を伝えたいときは過去形でも問題ないということでしょうか。 (2020年03月05日 22時43分11秒)
>「経験」という用法になっていますが、経験自体(有無など)を言いたいわけでなく、「その経験をしたことによって、現在どうであるか」を伝えたいときに現在完了を使うということなのですね。
はい、その通りです。それが現在完了形の本質です。 >学校では、「外国に行ったことがある」を言うときは現在完了を使用する、と刷り込まれましたが、これも話し手が単に経験の有無を伝えたいときは過去形でも問題ないということでしょうか。 はい、問題ありません。話し手が何を伝えたいかで「過去形」「現在完了形」を使い分けます。 1) I have been to Hawaii a couple of times. 2) I went to Hawaii last year. 1) ハワイに数回行ったことがある経験を「現在」持っている。 例えば、同僚がハワイに行く計画を立てているような場面で、この文を使えば、同僚に「ハワイのことなら知っているよ」「アドバイスできるよ」みたいなことを伝えているのです。だから、聞き手は Do you know any good restaurants that I should try? (いいレストラン知っているなら教えて)みたいな文が続くのも自然です。 2) 去年ハワイに行った。 これは単にハワイに行ったという事実を述べているだけです。だからこの文を言われたら、聞き手は How was it? (どうだった?)とか、When did you go? (いつ行ったの?)くらいの文が続きます。 重要なことは過去形は常に「過去の1点」を意識するということ。現在完了は「今」を意識すること。そうすれば、両者を使う場面が異なることがわかるようになります。 (2020年03月06日 03時32分53秒) |
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