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最新メルマガ問題
次の英文は学生時代に誰もが一度は目にすることわざフレーズです。
It is no use crying over spilt milk.
(覆水盆に返らず)
直訳「こぼれた牛乳を嘆いてもどうにもならない」
では問題です。
次の英文は正しい?
It is no use to cry over spilt milk.
答:ジーニアス英和第4版によると「no use to do の形を誤りとする人もいるが、今では良く用いられる」と解説されています。
詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。
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学校英文法で常識とされてきたものが、実は間違っていたら?
「教科書に載っていることは常に疑いなさい」
2018年にノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑氏の言葉です。
私も常々、学校英文法を100%信じるな!と叫んでおります。
何故ならば、海外の英文法書はどんどん進化しているのに、日本の学校英文法は40年以上も内容がほとんど変わっていないからです。
定説を覆すような行為は嫌われるし、クレームもつきやすいと思いますが、今回も勇気を持って学校英文法の誤解、間違いを指摘します。
今回は「状態動詞も進行形は作れる」という”真”常識!
次の会話文にどこか不自然な箇所はありますか?
A: How is your new job?
B: I’m liking it so far.
答:自然な会話文です。
受験英語では「状態動詞は進行形が作れない」と教える傾向が昔からあります。
だから、問題文の I’m liking を不自然に思った方もいるかと思いますが、
「状態動詞は進行形が作れない」というのは学校英語の思い込みの一つです。
厳密には「状態動詞は進行形を作る必要がない」とすべきです。
本来、進行形とは明確な時間的「始まり」と「終わり」のある動作の一部分を表すために用いられる表現です。
例えば、
I am doing my homework now.
(今、宿題をしています)
「宿題をする」という動作は明確な時間的始まりと終わりがありますよね。
だから、その一部分を上のように現在進行形を使って表現するのです。
例えば、状態動詞 like を考えてみましょう。
I like flowers. と言った人は「今この瞬間だけ花が好き。明日はわかりません」と言っているのではありませんよね。
当然昨日も好きだったし、明日も好きでしょう。
つまり、状態動詞とは明確な時間的始まりと終わりを認識できないのです。
明確な時間的幅を持たない以上、事柄の一部分を表す進行形を使う必要性がないのです。
これが学校英語で教わる状態動詞は進行形が作れないという意味なのです。
もうお分かりだと思いますが、作れないのではなく、作る必要性がないのです。
しかし、状態動詞でも「動作性」の要素が強くなると、動作動詞のように扱われ、進行形が可能になるのです。
詳しくは下記関連記事を参照ください。
1) マクドナルドの宣伝 I'm loving it!
2) 状態動詞だって進行形を作れるよ!
今回の問題文
A: How is your new job?
B: I’m liking it so far.
A: 新しい仕事はどうですか?
B: 今のところはいいですよ。
この liking は一時的な状態を強調するために用いられています。
つまり、新しい仕事は始めたばかりだから、今のところ(一時的な状態)を強調しているのです。
もし、I like it. と言えば、
「新しい仕事は好きです」と単に現在の状態を表しているだけです。
古い常識に囚われず、”真”常識の理論とイメージの英文法へ!
英文法は簡単明瞭!
* 今回の”真”常識については「ザ・英文法」書籍版 上巻P.86-87、PDF版P.72-73 にて解説してあります。
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