バンクーバー発、無料オンラインオープン英語セミナー!

今回のオープンセミナーは「前置詞」を取り上げます。
みなさんにとって前置詞が厄介な存在になっていませんか?
セミナーでは、前置詞を頭の中で「描き」ながら、ネイティブ感覚の「使える」英語を身につけます。
丸暗記英文法からイメージ英文法へ!
詳細は下記リンク先を参照ください。
4月19日(土) 14:00 ~ 15:00
4月20日(日) 14:00 ~ 15:00
4月23日(水) 14:00 ~ 15:00
4月24日(木) 14:00 ~ 15:00
4月25日(金) 14:00 ~ 15:00
* 5回とも内容は同じです。
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Have you heard about the trip? に続く自然な文はどっち?
1) They have cancelled it.
2) It has been cancelled.
答: 2)
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適切な前置詞はどっち ?
She shut the door ( for / on ) me.
答:どちらも正しい選択ですが、 for と on では意味が異なります。
どちらも「対象」の意味を持つ前置詞ですが、どうして意味が異なるのでしょう。
前置詞の基本イメージからの拡張イメージを考えてみましょう。
まずは前置詞の基本イメージから考えてみましょう。
for の基本イメージは「方向」
She shut the door for me.
(彼女は私に代わってドアを閉めてくれた)
例えば、
My daughter left for school.
この文は出発した時点で娘が学校へ向かっていたことを意味します。つまり、学校の「方向」に向かって家を出たという意味です。
これが for の基本イメージです。
どうして「方向」から「対象」のイメージになるのか?
少し頭を柔くして問題文を考えてみましょう。
She shut the door for me.
例えば、私の手がふさがっていたので、彼女は私に代わってドアを閉めてくれた。こんな場面を想像してみてください。
両手がふさがってドアが閉められない私のことを気遣ってくれて、彼女はドアを閉めてくれた。
これは彼女の意識が私の方を向いているイメージです。
つまり、彼女の意識の「対象」が私なのです。
意識が私の方を向いて、私がドアを閉められないことを知って、彼女は私の代わりにドアを閉めてくれた。こんな拡張イメージです。
次の文も同じイメージです。
He carried the bag for me.
(彼は私に代わってバッグを運んでくれた)
このように for はコアイメージ「方向」から「対象」というイメージに拡張するのです。
on の基本イメージは「接触」
She shut the door on me.
(彼女は私の鼻先でバッタンとドアを閉めた)
例えば、
There is a picture on the wall.
(壁に絵がかかっている)
この文は絵が壁の側面に接触していることを意味します。
これが on の基本イメージです。
どうして「接触」から「対象」のイメージになるのか?
少し頭を柔くして問題文を考えてみましょう。
She shut the door on me.
ドアを私に接触させるようなイメージを想像してみてください。
例えば、浮気がバレていることも知らずに彼女のアパートに行ったとき、彼女はドアを開け、私の顔を見るなり、いきなりドアをバッタンと閉めた。こんな場面を想像してみてください。
何事もないような顔をして訪れた私に対して、浮気を知った彼女はドアをバッタンと閉めたのです。
彼女はドアを私に接触、つまり、ぶつけようとしたイメージです。
on では、怒りの「対象」が私なのです。
このように「対象」の on は攻撃・敵対の意味が加わることがあります。
次の文も同じようなイメージです。
There have been several attacks on foreigners recently.
(最近外国人に対する襲撃が数回あった)
こんな風に on はコアイメージ「接触」から「対象」というイメージに拡張するのです。
辞書で for や on を調べると、どちらも「対象」という意味があります。しかし、同じ対象でも for と on では全く異なる意味になることがお分かりいただけたと思います。
前置詞はそれぞれの基本(コア)イメージが異なるので、拡張イメージも異なるのです。
まずは基本イメージを理解し、拡張イメージを膨らます練習をしていきましょう。
前述の4月オンラインオープン英語セミナーでは、前置詞の基本(コア)イメージを紹介します!
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