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Day 9:今日も学校から帰ってくるとサミト君

はさっそく英語の勉強を始めました


ちょっとその勉強を覗いてみましょう。
問題:次の英文には不自然な箇所があります。ではどこが不自然なの?
It is our custom to take off our shoes when we enter the house. So, please take off them when you enter our house.
(
家に入るときは靴を脱ぐのが私たちの習慣です。どうぞ靴を脱いでお入り下さい)
皆さんの答えはどうなりましたか? サミト君はこの問題に取組んだときに、学校の授業で、リズムの関係で目的語が代名詞の場合、代名詞は句動詞、つまり「動詞+副詞」の間に入れると習ったこと思い出しました。したがって、後半の
take off them の語順は
take them off の語順にするのが正しいとサミト君は考えました。サミト君の答えは正解です。代名詞 them の位置が不自然でした。しかし、これはリズムの関係だけではなく、この語順のルールは文末焦点の原則からくるものなのです。すでにこのブログで何度も文末焦点の原則を説明してきましたが、今回は「
文末焦点の原則」の応用編です。
「動詞+副詞」で1つの意味を持つ動詞を句動詞と言い、この句動詞には問題文
take off our shoes のように目的語を伴う他動詞の働きをする場合があります。この場合、次の2通りの語順が可能です。
1.「他動詞+副詞+目的語」(take off
our shoes)
2.「他動詞+目的語+副詞」(take
our shoes off)
目的語が代名詞の場合は2のパターンの語順で表わさなければなりません。したがって、問題文は
please take them off で表わすことになります。これはリズムの関係もありますが、実は文末焦点の原則が働いているのです。代名詞はすでに出てきた名詞の繰り返しを避けるために用いられるものでしたよね。つまり代名詞は話し手と聞き手がすでに知っている「旧情報」になるのです。したがって、文末で焦点を当てることができないのです。問題文で考えると、「靴を脱ぐ」は前半ですでに述べられています。したがって、聞き手も話し手も靴のことはすでに知っている旧情報になるので、後半の「靴」は代名詞になり動詞 take と副詞 off の間に置かれるのです。ここでは、文末の off に強勢が置かれ、「脱ぐ」という行為が強調されるのです。
では普通名詞の場合で考えてみましょう。次の2つの文は同じ意味でしょうか?
(1)
Turn off the TV. (2)
Turn the TV off.
日本語で考えれば、「テレビを消しなさい」となり、同じですが、英語は語順が異なれば意味が大なり小なり異なることを忘れないで下さい。もちろんどちらを使ってもたいていの場合は問題ないでしょうが、この2つは強調されるものが異なることも同時に覚えておきましょう。
文末焦点の原則から、 (1) は
the TV に焦点が当てられ、(2) は
off に焦点が当てられます。つまり、文末の語に強勢が置かれ (1) は「テレビ」が、(2) では「消す」という行為が強調されることになるのです。例えば、(1)では「電気」「エアコン」「PC」など電力を消すものが他にもたくさんあって、その中から特に「テレビ」を消すことを強調します。つまり聞き手が何を消したらよいかわからない場合、話し手のあなたは
Can you turn off the TV? と the TV に強勢を置くのです。これに対し、(2) では話し手と聞き手の間で「テレビ」がついていることが前提となり、ついているテレビを「消す」ことを強調しているわけです。話し手のあなたは
Don’t forget to turn the TV off before you go to bed? と「消す」こと、つまり off に強勢を置くのです。
やはり「文末焦点の原則」がわかると英文の語順がよりよく理解できますね。ではまた、
See you next time.
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