鈴懸の経
鈴木章治の「ベスト・オブ・鈴木章治」というアルバムを買って「鈴懸の経」を聴いた。前から探していたのだが、なかなか見つからなくてあきらめかけていたが偶然名前がわかって購入することが出来た。昔ラジオで聴いて好きになったのだが、名前がはっきり覚えられなくて探せなかったのだ。ところが自分で印刷したオン・エア局リストが出てきてこの人の名前がわかったのだ。なんとなく離れ離れになった恋人に再会したような幸せな気分。改めて聴くとやっぱりいい。クラリネットの音色がこの曲にぴったり合っているし、日本情緒を見事にジャズに取り込んでいるという趣がある。限局を学生時代に先輩がギターで引いていたのが、印象に残っていたということもあるかもしれない。原曲よりもジャズで聴いたほうが、よくなっているような気がする。