逃病
週刊誌の記事なのだが、逃病という考え方があるらしい。普通、がんなどの病気になった人は闘病といって過酷な治療を受ける。しかし自分の人生を最後まで自分らしく生きるために治療を拒否する逃病という選択をする人がいるのだ。ある69歳の男性の場合数年前にかかった前立腺がんの治療で最初ゴナックスという注射をしていたが、半年でやめた。注射するたびに自分が病人だと自覚させられることが嫌だったという。「いまのところ、がんのせいで痛むこともなければ、仕事にも支障ない。定期健診も受けていません。」がんにかかった医師でもそういう選択をしている人がいる。「抗がん剤治療がもたらす苦痛にあえぎ、生活の質を落とすのは嫌なんです。」彼らは闘病より逃病のほうがはるかに豊かな人生を送れると確信している。経験上、がんはそのままにしたほうが治療するより痛みが少なく、長生きできると感じているそうだ。私の場合、自然療法によってがんを消すことが目的なのだが、医師に言わせればそれは治療を逃げているってことだよと言われる。そういう意味では逃病といってもいいのかもしれないですね。