百日紅
桃色を 愛でし良き日や 百日紅(さるすべり) 桃色は特別に好きな色ではないんですが、その日に出会ったただ一つのピンクの百日紅、その偶然の出会いがきょう一日を幸せなものにしてくれると思うのです。 近くの丘の上にある萌木団地を歩いていると、どこかの男の子が「お早う」と声をかけてきました。私もおはようと返すと、今度は「バイバイ」と言ったのです。「僕、元気だね、歳はいくつ?」「6歳」「そうか、いい子だな!大きくなれよ」と言って頭を撫でてやりました。そうしたらその子はうんといって頷いたんです。他愛ないささやかな会話ですが、それがその一日を幸せな気分にしてくれました。 年寄りは出歩くな引きこもれなんてとんでもない話です。大いに出歩いて大切な一日を存分に楽しみたいものです。