明暗
どこかでこんな書き物を目にして、ご紹介することにしました。 暗いより明るいほうを遅いより早いほうを静けさより賑わいをいつから片方ばかり求めるようになってしまったのかどちらも同じ大切 本当だなと思って共感したんです。どんなことにも明暗二面性があるのに、明るいほうばかり見てしまう傾向があります。でも暗いところがあるからこその明るさでもあるわけで、どっちも大切なんですね。俳句や絵画も同じで、明るいほうが喜ばれると思いますが、現実の世界には明るいことばかりあるわけでなく、暗いものもなければならないわけです。昼があれば夜もある。冬があれば夏がある(日本では)。全てが平等に俳句のテーマとしてあるんだと思います。私の身の回りに雪や氷があれば、それがその日の題材になるというのがごく自然な成り行きではないでしょうか。その寒い冬をしっかりと心に受け止めてこそ、明日の春がより価値あるものとしてやってくるのだと思います。 今日もまた 西と東で 雪と風