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2007/03/20
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獣医が疑っている、FIP(猫伝染性腹膜)の発症・・・
これは、現時点で、100パーセントない !
私はそう確信しています。

前にも書いたけど、
獣医の根拠は、FIP抗体価、800と、 TP(総蛋白)の数値、8.6。

確かに「TP増加」の項目に、『FIP』はあるけれど
『脱水』もあるのだ。
また、これ以外の血液検査結果で引っ掛かり気味なのは
BUN(尿素窒素)の37.6と、PCV(赤血球の割合)35パーセント。
だが、このどちらも、やはり脱水症状を示すと高く出るものらしい。
朝から3回も水様便をしていたら、当たり前の反応だ。
また、FIPV発症猫に共通した臨床所見は発熱と食欲低下なのに、
発熱もない。(測ってもくれなかった ! )
どう考えても、FIPV発症というのは見当違いだ。

では、何が原因か?
直接の原因は、「花粉症と毛をカットしたことによるお腹の冷え」
だと思っている。
ミル、ゴメン。<(_ _)>

でも、根本原因は、今の獣医も少し疑ってくれている
『食物アレルギー』じゃないかな…。
(もしくは、それ以外の何らかのアレルギー)

昨日のコメントに、梅之輔さんも貼ってくれたけど、
猫のIBD・・・免疫反応の異常による炎症性腸疾患・・・
これを私はずっとを疑っていました。

実は、ミルがゲリッピ猫として2003年に我が家に来て、
病院に行っても下痢が止まらなかった時、
病院でも食物アレルギーの疑いは言われて、
w/d缶やi/d缶を試したりもしました。

でも、何の効果もなし。

で、キャットフードに含まれている穀類のアレルギーを疑った私。
1ヶ月間、ささみやマグロ、なまりと、手作りフードにしてみました。
でも、これまた全然効果なし。
ユルユルびちゃびちゃのうんこは続くよ何処までも。(-_-;)

翌年2004年、これまた病院に行って
ステロイド治療に失敗した時、そんな話をしたら、
「一つづつしらみつぶしにダメな食材を見つけていくしかないな」
なんていわれちゃった。

大変そうだなぁと、色々調べた結果行き着いたのが、
梅之輔さんが貼り付けてくれたのと同じサイト。(笑)

それを見ると、
猫のIBDは、治療方法の標準化もなされていません。
よって、その治療はおのずと手探りであり、
また、対症療法的です。

と書いてあったのだ。

アレルゲンを探すのは、
同じ食べ物を1ヶ月は続けなくてはダメだというから、
そんなことを何種類ものフードで試すのは
猫にも人間にも負担が大きすぎる・・・。
(手作りフードの時、べちゃべちゃうんこと毎日戦い、懲りたのだ ! )
で、私なりに色々サプリメントを試してみて、
最終的に、唯一、効果があったのがキトサンだったわけです。

ただ、ユルユルの下痢便は、
大腸じゃなく小腸に原因があることがほとんど。

繊維質を沢山摂取すると、それだけ栄養も吸収しづらい。
(だからダイエットフードに入ってたりするんだけど。)

ミルは、ずっとデブ猫だったから、
ダイエットと、大腸での水分吸収をかねた一石二鳥で、
今まではこれでよかったわけだけど、
今後は、こんなに痩せちゃったし、
ぼろぼろになった小腸への刺激を減らすためにも
キトサンは、当分中止した方がいいだろう。
(もしくは一生禁止?)

では、それ以外はどうしたらいいのか。

今回、セレクトプロティンのカンペリ&タピオカを出してもらった事で
初めて知った事がある。

以前、アレルギーの疑いで、w/dやi/dを試しましょう・・・
という事になったけど、基本的に、ヒルズのw/dやi/dは
「お腹の弱いこのため」に消化吸収等を考慮して作っているもので
アレルギー対策用のものは別にあったのだ。

ヒルズでいえば、z/dとd/d。
z/dは、牛、乳製品、魚肉を含まない。
高消化性で単一のタンパク源と炭水化物源使用。
たんぱく質は、加水分解された形でのみ使用

d/dは、牛肉や乳製品、魚肉を含まない。
(具体的には、子羊副産物、子羊レバー、米、)
高消化性で単一のタンパク源と炭水化物源使用。
(d/dはもう製造中止なのかもしれません。)

ウォルサムは、
低分子プロテイン…ドライ…
アレルギーの原因となりにくい加水分解したタンパク源を使用。

セレクトプロテイン…パウチ…
チキン&ライスと、ダック&ライス

セレクトプロテイン…ドライ…
ダック&ライスと、カペリン(樺太シシャモ)&タピオカ
というラインナップ。

もちろん、どれも、
「これを食べればアレルギーを起こさない」
というわけではなく、例えば、
ライスにアレルギー反応を起こすならタピオカにしてみてね
みたいな、食べ物を特定できるメリットを謳ったものだったり、
加水分解され分子量の小さくなったタンパク質は、
体内の免疫系に捕捉されづらくなる
という事を考慮して
タンパク質を最初から加水分解したものなどだ。

もっとも、一般のキャットフードには、
一番アレルギーが出やすいとされる
小麦蛋白(グルテン)が大抵含まれているが、
w/dやi/dには含まれていないらしいから、
アレルギー対策の最初の一歩として、w/dやi/dを試すのはあり !
みたいだけど。

ただし、ミルは一度、手作りフードのみ1ヶ月の経験がある。
その間は、小麦蛋白には出会っていないわけなのに
ピーピーは止まらなかったから、
小麦蛋白は犯人ではない可能性がある。
そしてもし、慢性下痢の原因が食物アレルギーに間違いないなら
少なくとも、チキン、かつお、マグロのどれかには
間違いなくアレルゲンがある…という事になる。

だとすると、『w/d』は、チキン入りだからダメ。
『i/d』は、缶詰は、ターキーだからセーフだけど、
ドライは、チキンだからアウト。
『z/d』は、加水分解されているとはいえ、加水分解チキン
…微妙。(;^_^A

『低分子プロテイン』は、
加水分解大豆タンパクと加水分解家禽レバー。
う~ん、家禽って、鳥類って意味よね。微妙。?(゜_。)?(。_゜)?

『セレクトプロテイン』のパウチは、ダック&ライス
ドライは、ダック&ライス、カペリン&タピオカ
どちらも、一応平気かな?

というわけで、カペリン&タピオカのチョイスは、
かなり優秀だったわけだ。
あんまり、あの先生に不満を言うのはやめよう。(笑)

とにかく、これを1ヶ月試してダメだったら、
食物アレルギーと別のことを疑って、
特に原因がわからない膠原病のようなもの…
と認識するしかないかもしれない。

まあ、膠原病も猫のIBDも同じ自己免疫疾患。
とすれば、治療法はステロイドしかないわけで、
最終的には、だましだまし・・・
今回のように劇痩せする前に対処していく。
という事になるのだろう。

ステロイド治療は、猫の場合、比較的耐性があるらしいので
最初の1~2週間、多めに処方して
徐々に減らし、2~3週間でとどめておく・・・。
というのが一般的なようだ。

でも、ミルの場合、いっぱい食べるしいっぱい飲むから、
少々緩い便をしてても、栄養は吸収できるし脱水もしない。
ということで、あまり完璧な治癒を望むのではなく
2週間を限度で考えたい。

とりあえず、水様便から脱し、今までのような、
「ちょっと緩め」の状態までに戻ったらステロイドは中止
という考え方で行っていいものかどうか、
その辺を獣医と煮詰めてみよう。

その前に、FIP疑惑と多尿症疑惑を解消しないと
話にならないけどね。(笑)

さてと、ここまで、読んでくださった方いるのかな?
もし読んでくれたならありがとう。
私はこれをプリントアウトして、
祭日明けに病院に行こうっと。(*´艸`)





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最終更新日  2007/03/21 12:18:53 AM
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