そうだ、ヒーター線チェックに行こう!
こんばんはさてヒーター線チェック、実は前日から仕込みをするんです。ブレーカーを落とすんですよね。で、朝電源を回復させるとヒーター線が作動するって次第です。気温は氷点下ですからね。命を吹き込まれた彼等は意気揚揚とインジケーターランプを点灯させ、「俺、働いてるぜ!」とアピールしてくれるのです。で、僕はそれをチェック。ところでこのヒーター線。別荘によって二つ三つ四つとインジケーターがあったりするんですよ。で、持って行くチェック表にその数があらかじめ記入してあるので、それを全部見つけてチェックしなければいけないのです。数は書いてあっても、どこにかは書いて無くて、あくまで勘で探すんですよね。その別荘の水周りの配置から水道管の配管を推理して、時には床下に潜り込んで泥だらけになり、時にはその際に誰かが放り込んだ炊飯器の内釜を発見してほくそ笑んだりするのです。真っ暗な別荘に入ってブレーカーを探し、ある時は地面に這いつくばり、ある時は急斜面で転がりそうになりながら行うこの作業。一見するといい事なさげですよね。しかし早起きは3文の得とはよく言ったもので、素敵な事もちゃんとあるのです。最大の「良い事」は日の出の富士山を見れる事です。敷地内には何か所も富士山のビューポイントがあるんですが、車を走らせていてふと見ると、朝焼けに悠然とそびえる富士山が見えたりするんですよ。それはそれは絶景ですよ。あと、これはたまたまですけど、当時の僕は毎朝、と言うか一日中、缶コーヒーを頻繁に飲んでいたんですよね。で、この仕事の時も当然コーヒー買いに自販機へ向かったんです。そしたら、その自販機の周りに小銭が1,000円近く落ちてて、僕は躊躇なく自分の物にしたんですが、この時、3文どころの得じゃないよなぁ、コレ。と思いました。そんなヒーター線チェックですが、これが週末に重なるともう本当にきついんです。昨日のプリ兄への返事でも書きましたけどね、残業があるんですよ。それもかなり遅くまで。そりゃもう眠いんですよ。だって朝4時くらいに起きてるんですから。苦情待機をしながらついついウトウトしちゃうんです。そうするとウトウトするのが許されない社員さんが眠りを邪魔しにきます。単なる嫌がらせです。ハッキリ言って迷惑です。君らの事なんて知らん。とにかく僕を寝かせてくれよ…そう願う僕。そうはさせじと社員。このしょうもない戦いを含みつつ、八ヶ岳泉郷冬の風物詩。ヒーター線チェックは行われていたのです。ただこんなに点検してもね、凍結する時はするんですよね~。つづく!