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カテゴリ:怖い話、不思議な話
こんばんは
夏と言えば怖い話ですね。 今日なぜか急にお遍路のときにあった怖かった事を思い出しました。 これは「日記に書け」という事だと思うので書きます。 お遍路さんはトンネルも歩かねばならないのですが トンネルと言っても色々ありますよね。 歩道が広くガードレール付き。 歩くスペースは白線で区切られてるだけ。 明るさも本が読めるほど。 足元すらみえない暗さ。 長さも数十メートルから二キロ近いものまで。 基本的に全部「歩くのは怖い」んです。 それでもこの体験をしたトンネル以外で霊的な物を感じたり 鳥肌が立ったりする事は無かったんです。 ただ一度のイヤな感じ。 そのトンネルは長さ400メートル程。 緩いカーブで真ん中あたりでは入口も出口も見えません。 それがなにを意味するかと言えば、「光が届かない」んです。 例のオレンジのライトは弱弱しく、足元が濡れているかも分かりません。 しかし交通量は多く、僕は壁に体をこすりつけるように歩いていました。 中ほどに差し掛かった時、 急に今まで味わった事の無いほどの「冷気」を感じました。 もちろん少しビビる僕。 車の騒音が頭の中に響きます。 冷気を感じた約5秒後。 今度はリュックに何か、いや、誰かがしがみついているような気配。 とても振り返れません。 その気配の主はリュックと管傘の間をこじ開けて首筋に近づこうとしている感じです。 その時、後ろから来た車のライトが僕の影を前方に映し出しました。 僕の背負っているリュックは明らかに不自然な大きさに見えました。 瞬間、僕の後ろ首に何かが張り付く感触がしました。 言葉にすると「空気スライムがくっついた」感じです。 これはヤバいと思った僕は即座に般若心経を唱えながら 「ついてくるな!離れろ!」 と念じました。 数十秒後、その感触は不意に消えました。 ただその消える瞬間、野太い「もっ」と言う声がどこからともなく聞こえたんです。 気持ち悪かったのでトンネルを出た後 再び般若心経を唱えるとともに、お線香をあげてその場を離れました。 当然それからしばらく 意識的にトンネルのあるルートを避けた僕でした。 あれがいわゆる「自縛霊」なのでしょうか.... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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