2009/01/30(金)06:02
どんなにきみがすきかあててごらん
どんなにきみがすきだかあててごらん
チビウサギがベッドへ眠りに行く途中、デカウサギにきいてみたくなりました。
「どんなに、きみがすきだか あててごらん」
「こんなにさ」と腕を思い切り伸ばすチビウサギに、「でも、ぼくはこーんなにだよ」とデカウサギ。
お互いにどんなに好きかを比べあいます。
何度も比べあったところで、もうチビウサギは眠くて何も思いつかなくなり、
「ぼく、おつきさまにとどくぐらい きみがすき」といって目をとじます。
デカウサギはチビウサギを木の葉のベッドに寝かせると、おやすみなさいのキスをして、
「ぼくは、きみのこと、おつきさままでいって・・・かえってくるぐらい、すきだよ」
「きみがどんなにすきか」を競い合う、心温まるおはなしです。
「すき」と表現する大切さをあらためて実感できます。
デカウサギとチビウサギは、親子の象徴でしょうか?それとも恋人?
眠くなって眠ってしまうチビウサギと、そばに横になって微笑むデカウサギ。
大人の心も暖めてくれる作品です。
娘の大好きなお話の一つ。幼稚園卒園の日。担任の先生が、読んでくれたのもステキな思い出です。