カテゴリ:本紹介
収容所から来た遺書 敗戦から12年目に遺族が手にした6通の遺書。ソ連軍に捕われ、極寒と飢餓と重労働のシベリア抑留中に死んだ男のその遺書は、彼を欽慕する仲間達の驚くべき方法により厳しいソ連監視網をかい潜ったものだった。悪名高き強制収容所に屈しなかった男達のしたたかな知性と人間性を発掘して大宅賞受賞の感動の傑作。 どんなに理不尽で過酷な環境におかれても人間とはなんと志高く生きられるものなのか・・・。この遺書は家族に残されたと同時に私たち戦後の日本人に残されたものである。 山本氏の妻は4人の子供を育てるため、隠岐―松江―大宮と移り住む。そう大宮は私の住む現さいたま市である。この本を読み、自分の身近にもこんな衝撃の事実があったことを初めて知った。戦争の悲劇を2度と繰り返さないためにも、この事実をしっかりと子供たちに伝えていきたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.09.28 06:50:32
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