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テレビを見ていたら、コメンテーターの人たちが、日本は技術立国だと言っていました。
???? 20年くらい前、確か、NHKで『技術立国日本の肖像』という番組をしていたことを思い出して、そういえば、そういうことを言っていた時代もあったなあと思いました。 あのころはまだ日本自体に活気があり、確かに日本の技術は最先端だったような気がします。 しかし今は… 原発事故の対応を見てもわかるように、日本は遅れた国になってしまっているように思います。 それなのに、いつまでも技術立国という言葉にすがっていても仕方がないこと。 早く、そういう妄想から現実に目を向け、もう一度、謙虚にやり直すことが必要ではないかと思います。 ロボットを見れば、日本のものはおもちゃで、アメリカの物だけが実用に耐えているという現実。 東電のように、儲けることが至上目的で、誰も技術的なことがわからない経営陣が、舵を取る日本の会社の実情。 天下りが仕事もできないのに、一番の高給取りである社会。 御用学者でないと生き残れない仕組みの大学。 ゆとりと個性と言いつつ、画一化してものを考えない子供を量産しようとする教育。 どうして、今まで先進国だと思ってこれたのかの方が不思議なくらいの国です。 もう一度、本当に必要なものは何か、私たちはどういう国を作りたいと思っているのか、謙虚に真摯にしっかり考えなくてはならないと思います。 私は、もう少し、お金に振り回されない生活ができる国や社会であってほしいと思うし、スピードがもう少しゆっくりで自分で考える余裕のある生活ができる国であってほしいと思っています。 目先の便利ではなくて、本当に必要なものは何かを考えて、自分らしい生活ができるようになれたらいいと思っています。 どんどん前へ行くことも必要かもしれませんが、そんなに無理をしてまで便利になる必要はない気がします。 スピードが速すぎて、乗り遅れないために、何も考えずにただがむしゃらに走り続けても、落とし穴にはまってしまいます。 そうならないためにも、じっくり方の社会になってほしいと思います。 今の危機を乗り越えるためには、今までの価値観で物事を考え昔の栄光に浸っていてはいけないと思います。 もういい加減、技術立国だという妄想から離れて、現実を見直さないといけないと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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