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2006.08.15
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カテゴリ:小泉純一郎元首相
 小泉純一郎首相は8月15日午前、東京・九段北の靖国神社に参拝した。首相は「内閣総理大臣小泉純一郎」と記帳。献花料をポケットマネーから3万円払った。参拝方式は「一礼」だった。首相の靖国神社参拝は2001年の就任以来6年連続で、これまで回避していた終戦記念日の参拝に、来月の退陣を控え初めて踏み切った。現職首相の「8・15参拝」は1985(昭和60)年の中曽根康弘首相以来21年ぶり。来月の自民党総裁選の論議への影響は必至だ。

 小泉首相はモーニング姿で公用車に乗って首相公邸を出発、午前7時41分に同神社に到着し、本殿で参拝した。

参拝のため本殿に向かう小泉純一郎首相=8月15日午前7時45分,靖国神社

 
 自民党総裁選で掲げた公約通り、小泉首相が終戦記念日である8月15日の靖国神社参拝に踏み切ったことで、中国や韓国からはさっそく批判の声が上がっている。小泉首相は来月に退陣するが、自民党総裁選で最有力とみられる安倍晋三官房長官が勝利した場合、靖国参拝問題を含めた中国や韓国とのアジア外交の再構築が大きな課題となりそうだ。



 「日本の今日の繁栄は、生きている人だけで成り立っているのではなく、尊い命を犠牲にされた人々のうえに今の日本がある」……。小泉首相は15日午前、参拝後記者団に対しこう説明した。また「靖国神社に参拝しないなら首脳会談を行い、参拝するなら首脳会談を行なわないと参拝を条件にすることがいいのかどうか。よろしくないと思う」と中国と韓国の対応を厳しく批判した。

 安倍氏は15日午前の定例記者会見で、首相の参拝について「そもそも(2001年の)自民党総裁選で立候補の際、戦没者を慰霊するため8月15日参拝と言っていた」とし、「その気持ちで(きょう)参拝されたのだと思う」と理解を示した。

 また、小泉首相のこの日の会見内容について「詳細にわたり参拝の理由を述べ、問題点や論点、考え方を述べたと承知している」とし「大変分かりやすくご説明された」との認識を示した。

 一方、中韓両国の批判が高まる見通しについて安倍氏は「中韓の誤解があれば解く努力が必要だ」と指摘。さらに「個別の問題があっても、相互に対話の扉を開くことが両国の関係発展、安定にもなる」とし「あらゆるレベルで交流を深め、対話を進め、未来志向の関係を構築することが大切だ」と強調した。

 来月の自民党総裁選は、安倍氏のほか谷垣禎一財務相、麻生太郎外相による争いの公算だが、世論調査などでの高支持率を背景とする安倍氏優位が伝えられている。この問題については、谷垣氏は参拝しない考えを早々に表明し、麻生氏は靖国神社を自主的に解散したうえで、特殊法人とする私見を発表。実質的に靖国参拝が争点化するなか、安倍氏もいずれ明確な説明が求められる。

 安倍氏は15日の会見で「(自民党総裁選で)争点化することと参拝することは別だ」とし、「小泉首相は静かに哀悼の誠を捧げたいとのお気持ちだったのだろう。それを私も素直に受け止めたい」と述べた。次期政権への影響は「ないと思う」とした。

 安倍氏が首相になった場合、靖国に参拝するかどうかは意見が真っ二つに分かれる。安倍氏に近い自民党参院議員は参拝しないとの見方を示す。

 他方、「安倍氏は国民のナショナリズムに訴えて支持を得ている」(自民党議員)との声も出ている。自民党の平沢勝栄衆院議員は「参拝しないという選択肢はない。参拝しなければ支持者の失望を生む」と話している。

 安倍氏が今年4月15日に靖国神社を参拝していた、と複数のメディアが報じたのは8月4日。安倍氏はこの日の定例会見で「この問題が外交問題化、政治問題化している中で、行くか行かないか、参拝したかしないかについて申し上げるつもりはない」と明言を避けた。その後も何度か参拝について聞かれたが、「累次申し上げている」と述べるにとどまり、靖国神社参拝の事実があったかどうかの確認を避けている。

参拝のため拝殿から本殿(手前)に向かう小泉純一郎首相(中央)=8月15日午前7時47分,靖国神社


 一方、谷垣財務相は閣僚懇談会で、「公約を踏まえけじめを付けられたと思うが、A級戦犯合祀(ごうし)についても議論があり、周辺諸国との関係改善をどうするかという問題が残る」と直接、首相に“抗議”した。

 また、首相になれば参拝を控える考えの麻生外相は閣議後の記者会見で、「5年前の公約を実行される気持ちが強かったのではないか。中韓両国に丁寧に首相の気持ちを説明していく。私は(靖国が)宗教法人である間は政治から一番遠いところに置かれるべきだと思う」と述べた。



 小泉首相は2001年4月の自民党総裁選で「8・15参拝」を公約に掲げた。しかし、同年は外交上の配慮から8月13日に前倒しした。その後、春季例大祭初日の4月21日(2002年)・1月14日(2003年)・元日(2004年)・秋季例大祭初日の10月17日(2005年)……と日付を変えて参拝、8月15日は見送ってきた。

 しかし、首相として最後の参拝となる今年は、首脳交流を拒絶する中国への批判を強め、8月に入ってからは「公約は生きている」「公約は守るべきものだ」などと参拝の意向を強く示唆していた。

 現職首相の「8・15参拝」は三木武夫首相が1975(昭和50)年に初めて実施。その後、福田赳夫首相、鈴木善幸首相も行ったが、1985(昭和60)年に中曽根康弘首相が公式参拝として実施して以来、参拝自体が中断。その後、橋本龍太郎首相や小泉首相らが参拝した際は、別の日程を選んでいた。

 首相が「8・15参拝」に踏み切ったのは、首相参拝を支持する安倍氏の自民党総裁選での優位が揺るぎない情勢で政局への直接的な影響が回避でき、退任を控えての参拝なら中韓両国の反発も限定的との判断からとみられる。小泉首相の参拝への反発から中韓両国は首脳交流を凍結しており、今回の参拝で反発を強める近隣諸国との関係改善などの課題は、小泉首相が残した「ポスト小泉」への置き土産となる。

小泉首相の靖国神社参拝
月 日
2001年8月13日
2002年4月21日
2003年1月14日
2004年1月1日
2005年10月17日
2006年8月15日





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最終更新日  2006.08.18 14:47:00
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