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カテゴリ:徒然
寒さ厳しい冬の夜
月は冴え冴えと 中天に昇る こんな日にはふと想い出す 幸田文・作―『月の塵』 (本が手元に無いので概略) 遠い遠い昔 親の代、そのまた親のずっとずっと前の代から 人は色々な事柄を埋めてきたようだ アポロは記念盤を置いてきたというけれど 私達は様々な無形の記念を埋めている たぶんそれらは古びて塵になって積もっているのだろう いくとせ散らぬ という月の塵になって 様々な物思いを込めて人は月を仰ぎ見る ついた溜息のいくつかも、そうして月の塵となって 積もっているのかもしれない たまには色っぽい溜息の一つも ついてみたいものだが・・・・ 今夜も月が美しい お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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