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2007年08月23日
カテゴリ：まちづくり
今日の日記は、写真もありませんし 日頃考えている事を「ぶちまけ」気味に書いているので あんまり面白くないかもしれません
県の合併推進審議会も大きな山場を越え一段落 もう二度と県の仕事は引き受けない！と堅く心に誓ったにもかかわらず やっぱり引き受けてしまった 今度は「地域自治組織」について考える研究会 何故？ それはやっぱり遣り残した事があるような気がしてならなかったから
合併しなくては将来やっていけなくなるであろうと予測される 小さな自治体において そう判っていながら、やはり合併は遅々として進まず その推進のために また これからの地方自治を考える時 地域が自立する という事の重要さに 皆まだまだ気付いていない その危機感を知らしめるために そんな諸々の事柄を少しでも解決する糸口になるのではないか、 おこがましいけれど、そんな思いがよぎったからでした
県内外の先進事例を参考にしながら、 または実際にその地に赴き、話を聞きながら おぼろげながら見えて来たものがある
先日お邪魔したのは 県西北の二俣地区、と佐久間町 二俣地区では「二俣川の岸辺を守る会」の皆さんにお話を伺いました 真夏の正午近く 炎天下の川原で立ったまま40分余り でも、日差しの暑さよりも、熱い心意気でお話してくださった代表の方
川原を自分達ので草刈をして、訪れる方々に少しでもくつろいで貰いたいし 子供たちが昔のように川で遊ぶようになって欲しいよね いつか蛍が飛び交う岸辺にしたいんだよ ここでコンサートもやってみたいんだよ 街中を流れるこの川が市民の憩いの場所になるようにね でもね 行政に頼るんじゃなくて、自分達の手でやらなければ意味が無いんだよ 退職後のご自分の時間を、そんな風に地域のために無償で差し出しながら それはそれは嬉しそうに話されていたのが印象に残りました
その後伺った佐久間町 ここは豊かな森林と豊富な水をたたえた佐久間ダムで有名な町で 平成１７年に浜松市に編入合併されています 今回 お話を伺ったのは NPO「がんばらまいか さくま」の代表の方 このNPOは何と町の全戸加入を目標（現在７０パーセントが加入） 地域に関する様々な事柄に対応するNPOを目指しています ここでもやはり聞こえてきたのは「自分達の町の事は自分達の手で」 という、一番シンプルで判りやすい地域自治の精神でした しかも合併前からこういった組織の重要性を認識し 合併後の発足を目指して動き始めていたとのこと
政令市を目指す浜松市との編入合併、という事は とりもなおさず、わが町は消えてしまうのではないか、という不安と背中あわせです 大きくなった新市の中で、我が故郷がきらりと輝く個性を失わず 住民一人ひとりが安心して暮らせる仕組みを作りたかったのですよ と、代表の方が仰いました
その意識の高さに敬意を表するとともに 私は自分の住む町の事を考えていました 個性の無い、のっぺらぼうな、こじんまりとした地方都市に 成り下がりたくはない！！（ここでテーブルを拳で叩く）
色々な思いが交錯します わが町ではどうやったら地域自治を実現させられるだろうか
まだまだこれから、という気がします 研究会でもこれから2箇所程 事例調査が残っています 頑張って参加して、そこから見えてくるものに目を凝らし 少しでもわが町に役立てたい 青臭く広大な夢を 見続けることになりそうです
最後までお付き合いくださった方 ありがとうございました
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