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テーマ:こけし収集とオークション(31)
カテゴリ:鳴子系
ためらった疑問の<遊佐民之助>昭和14年 ヤフオクで昨夜(2019年7月11日)終了した遊佐民之助28㎝(オークションID:d373486324)は39900円で落札となった。これは戦前「昭十四」と裏書のあるもので、出品は<ひやね>さんだった。古品なら欲しいと思って、弱気の入札をしたが、途中から競るのを止めてしまった。というのも民之助としては、なんとなく違和感があったからである。面描があまりにも整っていて戦前の民之助としてはちょっと違うのではないかと思えたからである。それと誰とはいわなくても判る鳴子コレクターの大家が入札に参加してなかったことも気になった。そんなためらいがあると落札は出来ないもので、やっぱり他の方に落札されてしまった。 悔しいからいうわけではないが、これは面描、胴模様ともこれまで知られている民之助とは異なるものであった。決定的なのは民之助はすべて丸鼻、これは猫鼻。さらに民之助の眉目は顔の上部にあるが、これは中央にあるのだった。胴模様もこれまで知られている民之助とは異なると思えた。ではだれかというと、これは松田初見ではないかと思えた。もちろん落札された方は、そうしたことは百も承知の上であればなんの問題もないことで私がとやかくいうことではない。もちろん知られざる民之助かも知れない。 過去のヤフオクをチェックすると、これは以前に出品されていたものと同一だった。2012年8月20日落札で、このときは落札価60600円だった。出品者は愛知県の方。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年07月12日 00時50分27秒
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