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テーマ:こけし収集とオークション(31)
カテゴリ:蔵王高湯系
無銘こけしの楽しみ・秋山慶一郎(戦前古品)か ヤフオクの楽しみは、意外な掘り出し物を見つけること。特に戦前と思われる無銘こけしは、工人を推定する楽しみもある。 2019年8月31日終了で「蔵王高湯系」無銘21㎝があった。 アップされている画像が悪く判断出来なかったが、質問欄で「もっと大きな画像を」と要望すると、すぐに比較的よい画像をアップしていただけた。 これは開始価格1000円で、競争相手は1人だったが競って来なかったので1100円で落札出来た。他の落札品もあったので、同梱送料込で、1400円ということになった。 状態はけっしていいとは言えないものであるが、形態と面描から秋山慶一郎と判断した。慶一郎は黒頭と手絡があって、これは手絡。唇の赤は消え、胴模様も薄れているものの、おおらかな菊模様が見える。 目鼻が上部にあることから、やっぱり慶一郎の昭和復活期の作だろう。するどい眼差しが私のいう呪力でこれも良かった。 製作時期としては、なんといっても「ずんぐりむっくり」と眼鼻の位置から昭和14~16年ごろと推定した。(詳しい方のご教示をいただければありがたい) 秋山慶一郎の過去のヤフオク落札結果、最高は116,500円だがこれは約46cmという大物の価値も含まれているように思える。次は93000円でこれは色彩が鮮やかに残っている昭和16年、26㎝。その他戦前の出品も比較的多いが状態が良ければ4~5万円。状態が悪くても1~2万円だろうか。 今回の落札品は、もうちょっと状態がよければなあと思うのだが、1400円でそれを言うのは贅沢だろう。これはこれで楽しめる一品だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年09月03日 02時36分27秒
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