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2013年01月26日

ジュニアサッカーのコーチに支持されているサッカー専門誌サッカー批評　ISSUE56

カテゴリ：カテゴリ未分類

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ジュニアサッカーのコーチに支持されているサッカー専門誌サッカー批評　ISSUE56
価格：980円（税込、送料別）

（まえがき）
私たちはよく「世界と戦う」「世界に出て戦う」という表現を使うが、そこには日本も世界であるという感覚が欠如しているのかもしれない。単に島国特有の感覚なのかもしれないが、そういう意識の下では、どうしても「海外は優れている」「日本は劣っている」という思いこみに陥りやすいのではないか。
しかし、サッカーにおける優劣は必ずしもそうとは限らない。サッカーはフィジカルの勝負なのか？サッカーは走力を競う競技なのか？そうではないはずだ。（中略）
海外の列強にはかなわない、と言えるほど私たちはまだ日本のサッカーやサッカーそのものを突き詰めていない。多くのものが外来や旧来の常識のまま流通し、多くの人がそれを疑おうとしない。
自省の念を込めて言うが、私たちは今まで多くの点で欧州や南米の価値感や常識に乗っかりサッカーを論じてきたように思える。「海外はこうだから」は今や死語となりつつある。「海外はこうだけど、日本はどうだろう」と見つめ直す視点が必要だ。海外の最先端や潮流を知り、学ぶことも大切だが、日本の良さやアイデンティティをしっかり認識することも重要である。ガラパゴス化は必ずしも悪とは限らない。サポーター文化などは日本オリジナルのスタイルを築きつつある。
海外移籍の増加、移籍ルール変更、各種世界大会やACLなど、グローバルに変化するサッカー界では、世界「と」ではなく、「世界の中で戦う」意識を持ちたい。そして、いつの日か日本が世界のまん中と胸を張れるような生き方を模索していくべきである。
そのためにもまずは日本サッカーに流布した常識や固定観念を疑うことから始めたい。

【特集】ガラパゴス化は悪なのか？日本サッカーの「常識」を疑え。

■[巻頭スペシャルインタビュー]　李忠成（サウザンプトン）
　逆境をプラスに変える力　不屈のストライカーが切り拓く未来　加部究

■[独占インタビュー]　西野朗（元ガンバ大阪監督）
　超攻撃の美学、勝負師の哲学。ガンバ・スタイルを築き上げた指揮官の回想　永田淳

■[変革者の哲学と信念を問う]
　風間八宏（川崎フロンターレ新指揮官）「非常識」に未来がある　木崎伸也

■バルセロナの常識＝日本の生きる道？
　日本が世界一になるための真のポテンシャルを読み解く　西部謙司

■日本の常識は欧州サッカーの非常識？
　宮本恒靖、矢野貴章（アルビレックス新潟）の証言　吉崎エイジーニョ

■[スペシャルインタビュー]　ジーコ（イラク代表監督）
　「日本とオーストラリアが勝ち抜けるとは限らない」　田崎健太

■なぜブラジル人は日本サッカーを「速い」と感じるのか
　ルーカス（FC東京）、パウリーニョ（栃木SC）、亘崇詞の証言から考察する日本サッカーの“せわしなさ”　鈴木康浩

■『決定力不足』という言い訳にサヨナラを
　決定力を個人技頼みにしないための戦術的アプローチ　清水英斗

■フィジカルの常識を疑え
　「日本人のフィジカル」は100パーセント生きているのか？　清水英斗

■暑さはサッカーの敵なのか
　「夏場はいいサッカーができない」を科学する　北健一郎

■日本のレフェリーは本当にレベルが低いのか？
　「審判問題」の本質を問う　石井紘人

■日本と海外、正しいのはどっち!?　[世界のみんなで徹底討論]
　マリーニョ×ゼムノビッチ×小澤一郎×ショーン・キャロル

■異端の天才・金田喜稔の「超常識」
　破天荒に生きた名手からの叱咤激励　海江田哲朗

Regular&etc
■[短期連載第4回]Ｊリーグの売り方を考える　岡田康宏

■中国足球の現在地　宇都宮徹壱

■Jヴィレッジの存在意義 [第6回]　木村元彦

■木之本興三の提言

■Hard After Hard　大泉実成
財前宣之前編

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